中川翔子&“戦隊ヒーロー”の“極秘”交際報道に渦巻く、事務所・母親の思惑とは
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
ゴールデンウイーク直前、地元群馬の富岡製糸場と絹産業遺産郡が世界文化遺産へ、というニュースが。早速、そのひとつ「田島弥平旧宅」へ行った。しかし――。いるのは誘導印の人々で、見物客がほとんどいない! 資料室でも丁寧な説明を受けたが、ここにも見物の人は私たちだけしかいなかった。以前から思っていたが、群馬は観光PR、戦略がへたくそなんだよね。しかし今回は大チャンス。役所だけでなく民間をも巻き込んでもっと観光地アピール&環境整備に力を入れてほしい。いい所なんだから。
第219回(4/28~30発売号より)
1位「中川翔子 極秘交際2年半 結婚への悩みは『彼の隠し子』『シングル母の猛反対』!」(「女性自身」5月13日・20日合併号)
2位「悠仁さまもいじめに! 紀子さま直談判」(「女性セブン」5月8・15合併号)
次点「悠仁さま『学校に行きたくない…』漏らされた『教室ひとりぼっちの試練』!」(「女性自身」5月13日・20日合併号)
3位「矢口真里 またもストレス太り! 本誌記者に“鬼の形相”「…あなたたちのせいでっ!!」(「女性自身」5月13日・20日合併号)
オタクで腐女子で、もしや男には興味がないんじゃないか――一部そんなことまで囁かれていた“しょこたん”こと中川翔子に初の、そして衝撃スキャンダルが飛び出した。しかしなんともいろんな問題が内包されているスキャンダル記事なのである。
しょこたんには、すでに交際2年半という恋人がいた。しかもお相手は“戦隊ヒーロー”の小澤亮太26歳。もちろん知らない。顔を見てもわからない。でも、戦隊モノも大好きなしょこたんは一目ぼれしたという。オタクの初恋。素敵である。恋人は2歳年下。これも結構。2人のデートはお部屋でゲーム。趣味も合ってはやりの年下、これまた結構だ。だが記事によると小澤はいくつか問題を抱えているという。1つは、以前付き合っていた一般人の女性との間に子どもがいるということ。どうやら未入籍での子どものようだ。もう1つは“格差”。しょこたんに比べて収入がかなり劣るという。デート代もしょこたんが出していて、周囲には交際に反対する知人もいるらしい。しかもしょこたんの母親がこの事実を知って猛反対――と、かなり否定的なトーンである。
確かに現在の“世間の常識”としてはそうかもしれない。でもそれっておかしくない!? 恋人との格差は女性芸能人にはよくあることだ。そもそも、自分より金持ちとなれば交遊範囲から同業関係者かITや飲食経営者などに限られてくるし、そうなったらそうで「金目当て」「いやらしい」などと批判される。しかもしょこたんの場合、外で派手に遊ぶタイプではない。実際にデートといってもほとんど部屋でゲームなんだから、デート代といっても大したことはないはずだ。男の収入に見合った生活――。素敵じゃないか?
さらに、さらに記事タイトルにある“隠し子”という言葉も気に入らない。別に小澤は隠しているわけではなく、しょこたんもその事実を知っている。誰も隠していない。にもかかわらず婚外子イコール“隠し子”という決め付け。なんという悪意。子どもに対する人権侵害とさえいえる。さらに、しょこたんママである。父親はしょこたんが9歳の時に白血病で病死したため、ママは水商売で子どもを養ってきた。芸能界に入る時は全面サポートし、しょこたんにとってはかけがえのない存在――。だからこそ、収入も少なく、すでに子どもいる小澤との交際に反対なんだとか。
お母さんの気持ちはよくわかる。でももし“次”があるとするならば、自分の娘(しょこたん)が恋する相手って、年上の金持ちじゃ決してないと思う。そんな男に興味はないはずだ。自分の趣味を理解してくれ、一緒に遊んでくれる“友達恋人”。そんな条件に合う、バリバリのエリート男なんてそうざらにはいない。そんな男は一緒にゲームなんてしてくれない。だから小澤のようなそんな男がしっくりとくる。しかも娘はもう28歳。仕事もきちんとしている立派な大人だ。生真面目で生活や性格面もきちんとしているみたいだしね。
「自身」の記事からは、なんだかしょこたんの“オタク愛”を邪魔しようとしている勢力の影を感じる。母親なのか事務所なのか――。2人が交際を“極秘”にしている理由もその辺にあるのだろう。小澤亮太、誰だか知らないけど結構じゃないか。関係者も自分の思惑を捨てて応援してほしい。そんなしょこたんの初スキャンダル報道であった。