病んでる? ビッチからエレガントにイメチェンしたニッキー・ミナージュに笑顔ナシ
豊満な胸を強調するファッションとド派手なメイクで世の男性を刺激してきたニッキー・ミナージュが、13日に開催された音楽祭にシックな黒のロングドレスに薄めのメイクで出席。ネット上では「元気がないように見える」「不機嫌そうに見える」「病んでる?」と心配する声が上がっている。
ニッキーは、「アタシの二番煎じ」と言うリル・キムと対立したり、国民的オーディション番組『アメリカン・アイドル』の審査員仲間だったマライア・キャリーのワガママに我慢できずにカメラの前でケンカを売ったり、キャットファイト好きなイメージが強いが、デビュー当時から女性の味方であることを強調し続けている。露出度の高い衣装を着て、爆乳を揺らし巨尻をトゥワークリング(ケツ振りダンス)していても媚びる顔をせずに変顔をするのは、「アタシはセックスシンボルじゃないから」「好きな格好をして好きなことをしているだけ。セックスを売りにしているわけじゃない」という信念からだと主張している。
『アメリカン・アイドル』の審査員を務め始めてから、「自分が好きなことをしていいんだよ」というメッセージをより一層強く発信するようになった彼女に勇気づけられた個性的な少女たちは、とても多いと伝えられている。しかし、そんなニッキーが最近急激にトーンダウンし、ネクラな雰囲気を漂わせるようになっている。
13日にロサンゼルスで行われた『MTVムービーアワード2014』には、ハイライトが少し入った長いストレートの黒髪に、薄めのナチュラルメイク、アレキサンダー・マックイーンのシンプルでシックな黒のロングドレスで登場。ゴールドのネックレスにゴールドのイヤリング、腕と手首にも金のブレスレットをはめ、指にはジョン・ハーディのゴージャスな指輪で、「ポイントを押さえた見事なファッションセンスだ」とメディアには大絶賛された。ドレスは体にフィットしているので巨乳と巨尻を隠すことはできないが、お尻の割れ目が見えることはなく、非常にエレガント。これまで「下品でみっともない」とニッキーを批判してきたファッション評論家たちは手のひらを返して、彼女のことを「ベストドレッサー」としてたたえた。
ポロリするんじゃないかというような衣装にブロンドのウィッグをつけ、ド派手なメイクでじゃらじゃらとしたジュエリーをつけていた以前とは別人のようなニッキー。変わったのは外見だけでなく、レッドカーペットの写真撮影では変顔はもちろんのこと、笑顔も見せずにため息をつきながらぼーっとした表情を見せており、元気がない。どことなく不機嫌なようにも見え、怖い印象すら受ける。
実は彼女は、25日に全米で一般公開されるキャメロン・ディアス主演の新作映画『The Other Woman』で念願の女優デビューを果たしたばかり。主人公が勤める弁護士事務所で働く、有能だが私生活はハチャメチャな秘書を演じており、脇役だがストーリーに欠かせないスパイス的な存在を見事に演じたと評判は上々だ。
高校では演劇を学び、もともとは女優志願だったニッキー。音楽から映画へ活動の場をシフトさせるために、大幅なイメージチェンジへと踏み切ったのかもしれない。3カ月前には、指をしゃぶったり、服の上から自分の乳をわしづかみしたりとビッチな写真を掲載していた写真共有アプリ「インスタグラム」にも、今やアップされるのは、シックでおとなしい写真ばかり。笑顔も少なく彼女らしくない暗い雰囲気が漂っているが、これくらい思い切った変化が必要だと考えたのかもしれない。
長年ボーイフレンドといわれる、ビジネスパートナーのサファリ・サミュエルズと同じ指輪を左手薬指にはめていることから、婚約を飛び越え、極秘結婚したのではないかというウワサも流れている。イメージは激変したが、10代のファンに向かって「自分を安売りするんじゃないわよ。簡単にセックスするオンナになったら、人生がめちゃくちゃになる」とアドバイスするなど、ポジティブな姿勢は変わっていないことから、今回のイメチェンは映画のために一時的にしているものだと捉える意見も少なくない。ド派手メイクと露出度の高い衣装で、巨尻を突き出し、変顔を決めるニッキーは戻ってくるのだろうか。ファンの心配は、しばらく続きそうだ。