「明日も見てくれるかな?」『いいとも!』最後の言葉に「タモリらしい」と感動の声
国民的長寿番組『笑っていいとも!』(フジテレビ系)が、31日に最終回を迎えた。東京・新宿の会場のスタジオアルタには、約3,000人もの人々が集結する熱狂ぶりで、エンディングは、『いいとも』との別れを惜しむように「タモリ!」コールが湧き上がっていたという。
この日の放送でタモリは、オープニングから年末恒例『笑っていいとも!特大号』でお馴染みの牧師姿で登場。同番組の思い出を振り返った後は、ピンクのジャケットに着替えて、久しぶりに番組テーマ曲「ウキウキWATCHING」を歌唱した。
「テレフォンショッキングには、“BIG3”の1人であるビートたけしが出演しました。紋付き袴姿のたけしは『一応、今日は表彰状を読みに』として式辞用紙を手に話し始めたが、“ゴーストライター騒動”が話題になった佐村河内守氏を連想させるブラックジョークや、詐欺・恐喝未遂罪に問われた、元タレントの羽賀研二のことを『H賀研二』と名前を出すギリギリ発言も見られました。また、『お友達を紹介』では、明石家さんまが電話出演し、“BIG3”が勢揃いした形となりました」(芸能ライター)
そして、全国の『いいとも』ファンが注目したエンディング。タモリは「長い間、32年間ありがとうございました。お世話になりました。また夜もありますので、その時にもよろしくお願いします」と、冷静に挨拶。笑福亭鶴瓶の「さぁ最後は?」という掛け声の後「それじゃあ、また明日も見てくれるかな?」と呼びかけ、観客も元気よく「いいとも!」と返答し、32年の歴史に幕を下ろした。
最終回であっても、奇をてらった演出をせず、いつも通りに終わった『いいとも』最終回について、ネット上では「タモリさんらしくてグッと来た」「かっこいい」「良い最終回だった」などと、絶賛の声が上がっている。
「“お涙頂戴モノ”を苦手としているタモリは、あまりテレビで涙を見せたり、自ら同情を引くような感動の展開に持っていくことはしません。昨年10月の終了発表の際にも、鶴瓶やSMAP・中居正広の登場を受けて発表する形でしたし、あくまで『おおごとにしないように』という気持ちが伝わってきました。最後に『明日も見てくれるかな?』と呼びかけた時、出演者のさまぁ~ず・三村マサカズや渡辺直美は驚きの表情でしたから、出演者も、タモリの“最後の言葉”を知らなかったんでしょうね」(芸能ライター)
今夜8時からの『笑っていいとも!グランドフィナーレ感謝の超特大号』では、タモリが「永遠のあこがれの人」と公表している吉永小百合が出演し、歴代レギュラーも集結する。果たして生放送ではどのような展開が待ち受けているのだろうか?