佐村河内守氏の「フジテレビアナびいき」に記者ブチ切れ!? 謝罪会見のドタバタ舞台裏
「疑惑の反論」から「逆ギレ」まで見せた、8日の“ゴーストライター騒動会見”の佐村河内守氏。異様な空気に包まれた会見の裏では、しょっぱなからドタバタ劇が繰り広げられていた。
会場となったのは、東京・芝公園の東京グランドホテル。マスコミ関係者は、「前日、会見会場や日時が入ったFAXがもらったのですが、ホテルの規模を調べると、大混雑が予想されました。上からは『早めに場所取りをするように!』と指示が出ました」(在京ワイドショースタッフ)と語る。
事実、開場2時間も前に、一番乗りのマスコミが到着。開場の瞬間(会見スタート30分前)には、数十名の報道陣が一斉に会場内のなだれ込んだ。だが、佐村河内サイドのスタッフは誰1人おらず、開場は大混乱。会場内外には警備員はいるものの、受付担当者さえおらず、これに不快感を示して、トラブルになる報道陣もいたほどだったという。
「ほかにも、どう見ても400名近い人がいるのに、大事な資料である横浜市が出した診断書のコピーは200部しか準備されず、紙を入手できなかった報道陣が続出。なぜかホテル側に『コピー機くらい準備しておけよ!』と詰め寄る者もいましたね」(同)
会見は、手話通訳が配置され、まずは佐村河内氏から関係者への謝罪からスタート。そこまではよかったが、あるノンフィクション作家から今回の一件の謝罪を求められた際、佐村河内氏は大きく取り乱した。
「『週刊文春』(文藝春秋)で、今回の件を告発したノンフィクション作家・神山典士氏に、『どういうことですか? あなたに謝ればいいのですか? ふざけたことはやめてもらえますか!』と逆ギレしたんです。神山氏の発言の通訳がまだ終わってないのに、その内容を全て正確に理解した上で反論したように見えたので、神山氏からは『聞こえてるじゃないか』といった指摘が。これには、会場中から失笑が漏れてましたね」(スポーツ紙芸能デスク)
また、自身のことを暴露した新垣隆氏や義理の母親を、名誉毀損で「訴える」と発言したことで、「報道陣はみな、呆れ返りましたよ。聴覚検査の結果、全ろうではなく感音性難聴だったことは、完全に棚上げしているようにも思えましたし」(同)という。
さらに、会見を取材した報道陣からは、こんな不満も飛び出した。
「会見での“アナウンサーびいき”がすごかったんです。質問者は、全て佐村河内氏が当てて決めていたのですが、そのほとんどがアナウンサーやリポーター陣。佐村河内氏は、わざわざ『アナウンサーの方ですよね?』と聞いたり、フジテレビの軽部真一アナの質問の時には、席を立って頭を下げて、直立不動で言葉を聞き入っていた。なのに、記者の質問や追及には、そういったことは一切なし。そのせいで、佐村河内氏は、さらに印象を悪くしてしまいましたね」(同)
もっとも、佐村河内氏は「テレビに出るのは今日が最後」としているが、これについても「『そんなこと、誰も信用しないよ』と、記者同士で言い合っていましたね。テレビ局は、あらゆる手段を尽して、独占インタビュー取材のオファーをかけますよ。数字もそこそこ取れるでしょうしね」(別の記者)という。佐村河内氏の騒動は、いつまで続くのだろうか?