「愛撫なしのセックスが普通」箱入り主婦が長野博似の男に、お金をかけて会いに行く理由
婚外恋愛は、障害がある分燃えやすいという特徴があるという。会いたい時に会えなかったり、連絡も制限されたり、誰にも言えず、隠し通さなければならないところが、2人の恋愛感情をより強く燃え上がらせるのだろう。そういった意味で、婚外恋愛は強烈な媚薬なのかもしれない。
■夫しか知らない女だった
今回お話を伺った玲子さんは、30台後半、東海地方在住。関東に住む既婚男性と婚外恋愛をはじめて3年になるという。玲子さんは24歳の時に現在のご主人と結婚、きっかけはお見合いだった。
あまりご自身の家庭環境のことは話したがらなかったが、セレブ妻御用達のハイブランドな服をまとい、きちんとした佇まいをしていることから、育ちの良さが垣間見える。そして、なによりこの発言が、 “お嬢様”であるを決定付けた。
「私、主人が最初の男だったんです」
処女のまま結婚、そして喪失。初めてご主人に抱かれた時の感想は、「痛い」「恥ずかしい」という苦痛だけだったようだ。
ご主人しか知らない玲子さんにとっては、ご主人とのセックスがすべて。土曜日の夜は“セックスの日”だそうで、午後10時に交互に風呂を済ませ、ご主人が万端になるまで口で奉仕してから、すぐ挿入される。
「ご主人、玲子さんには何もしてくれないんですか?」
驚いてそう訊ねると、すこし悲しそうに頷いた。「おまえは横になっていれば気持ちよくなれるんだから、五分五分だろう」というのがご主人の意見だという。筆者は「世の中の女全員から殴られても文句を言えない、ひどいセリフ」だと思ったけれど、玲子さんにとっては「でも、私はそれが当たり前だと思っていた」ようだ。
玲子さんが婚外恋愛をするきっかけになったのは、ブログだったという。
「学生時代の友達のブログのリンクを何気なく辿っていったら、婚外恋愛のことが綴られているブログに辿り着いたんです。そこには、私が知らない恋愛やセックスのことが赤裸裸に書かれていました」
そのブログの筆者は、偶然にも玲子さんと同い年だった。自分とおなじ年齢の女性が、こんなに楽しく恋愛もセックスも謳歌しているのだと知った玲子さんは、翌日、出会い系サイトに登録した。
■新幹線に乗って彼に会いに行く日々
3年前から交際を続けている彼は、玲子さんと同い年。写真を見せてもらった。V6の長野博に似た、人懐っこそうな笑顔の男性だ。出会い系サイトに登録してから何十通ももの誘いがあった中、玲子さんが彼に決めたきっかけは、その笑顔だったという。
「私にとって、彼は2人目の男性で、本当に緊張しました。交互にお風呂に入り、彼の元に跪いて下着を降ろそうとすると、彼、ぽんぽんと頭を撫でてくれたんです。『まずは、俺からさせて』って」
優しく胸を揉まれることも、舌で愛撫してもらうことも、玲子さんは知らなかった。初めて体感する彼からの愛撫に、玲子さんは涙を流して悦んでしまったという。
「『セックスってこんなに気持ちよかったんだ、こんなに素敵なことなんだ』と感じた時には、もう彼に夢中でした」