しかもCDは不法投棄!?

「AKB48は商売見直せ」の大批判! 「握手会80分間」のために、CD490枚の詐取事件勃発

2014/01/30 15:30
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「次の足跡Type B」/キングレコード

 30日、AKB48のシングルCDを他人のクレジットカード情報を悪用して大量に購入したとして、近畿地方の大学生4人が書類送検されたことがわかった。送検容疑は、昨年4~5月、バイト先などで盗み見た3人のクレジットカード情報で、AKB48のCD約490枚、値段にして約49万円分を購入した疑い。受け取りの際は、郵便局留めにし、偽造した3人分の健康保険証を身分証代わりにしたという。男らは、特典である投票券や写真をオークションで売り、また握手券は実際に使用して、イベント4回計80分間メンバーとの時間を楽しんだようだ。さらに、その大量のCDを不法投棄したことも、罪に問われている。

「今までも、AKB48の投票券・握手券をめぐり、偽造握手券を配布した者、またネットで握手券を販売すると偽り、金銭をだまし取った者などが逮捕されています。今回の事件については、ネットユーザーからも『人の金盗んでまで買おうとする神経がわからん』『犯罪で握手会に参加してメンに対して恥ずかしくないのかね』などと、その異常性に疑問を抱くコメントが相次いでいます」(芸能ライター)

 ネットユーザーの怒りの矛先は、悪事を働いた大学生だけでなく、特典をつけて売り上げを伸ばす“AKB商法”自体にも向けられているようだ。「正直こういう商法は規制しないとダメなんじゃないのか」「犯罪を誘発してるんだから、AKBは商売見直せよ」など、辛辣な声も上がっている。

「オリコンの小池恒社長が、『今はチケットや握手会を付けたりと、いろんな売り方があるが、嵐は王道的』と、暗にAKB商法を邪道だと言ったことが話題になりましたが、世間的には、AKB商法が定着しすぎてしまい、声高に批判をする人は減っていた……という印象があります。しかし、今回の一件は、以前起こった金銭目的の事件とは異なり、握手会参加目的のファンの悪事であるという点も含め、AKB商法批判がまたも爆発しそうな気配があります。警察当局も、AKB商法は犯罪を引き起こす可能性があると認識しているようなので(既報)、AKB運営自体もこの事件を重く受け止めるべきかもしれませんね」(同)

 昨年のオリコン年間音楽&映像ランキングのシングル部門で、「さよならクロール」が約196万枚、「恋するフォーチュンクッキー」が約148万枚、「ハート・エレキ」が約126万枚と、トップ3を制覇し、ビッグセールスを記録したAKB48。今後、AKB商法を見直すのか、それとも批判を物ともせず続けるのか――注意深く見守っていきたい。

最終更新:2014/01/30 15:43
『次の足跡Type B(外付け特典なし)』
アイドルは触れりゃいい存在なのか