海外
バックにいるのは悪名高き会社……

北朝鮮擁護を続けるロッドマン、バッシング回避のためにリハビリ施設へ?

2014/01/20 16:30
養育費高すぎなんじゃないかな?

 北朝鮮の金正恩第一書記を“親友と呼べる仲”と自負し、昨年から複数回も訪朝している米プロバスケットボールNBAの元スター選手、デニス・ロッドマン。初訪朝の際に、NBA好きな金正恩から大歓迎を受けたのが相当うれしかったようで、金第一書記のことを「若いのにがんばってる」と大絶賛。オバマ大統領に「早く受話器を手に持ち、キムに電話かけなよ」と発言し、バッシングされる騒ぎに発展したが、「オレは政治のことは知らねぇ。友情でつながってるからよ。キムはオレのダチなだけだ」と言い続けてきた。

 そして、北朝鮮が「反共和国敵対犯罪で労働教化刑に処す」として韓国系米国人ペ・ジュンホを拘束している問題について、最初は「キムとツーカーのオレに任せとけ」という態度を取っていたが、昨年9月に再訪朝した時には生まれたばかりの金第一書記の娘に会うなど個人レベルの親睦を深めたのみで、期待されていたぺの解放に関しては、「オレは政治的なことは関係ねぇし」と言いだす始末。

 今年初めに親善試合を行うために元NBA選手たちを引き連れゾロゾロと訪朝した際には、CNNのインタビュアーに「オイコラ、ぺが北朝鮮で何したのか、わかってんのかっ!」と爆発。冷静沈着なインタビュアーから、「えぇ、ぜひ、聞かせてください。ペ・ジュンホ氏は一体何をしたんですか?」と質問されると、「うっせー! んなこと、ネズミのケツほども興味ねぇんだよ!」と怒鳴り散らし、これには同席していた元NBAの選手たちもドン引き。全米から、「自分の叔父を殺して犬に食わせたと言われている独裁者を、どこまでかばうのか」「もう引っ込んでろ」「アホにも言っていいことと悪いことがある」「同じアメリカ人だと思うと恥ずかしい」と大バッシングの嵐が巻き起こった。

 デニスが、ここまで金第一書記に熱を上げているのは、金のためだという説が強い。アメリカのセレブの中には、莫大な報酬のために世界中から批難されている独裁者と友好的な関係を演じる者が少なくない。アッシャーやビヨンセ、マライア・キャリーは、リビアの最高指導者だったムアンマル・アル=カッザーフィーが家族のために開いたパーティーでパフォーマンスを行っており、ジェニファー・ロペスはトルクメニスタンの独裁者であるグルバングル・ベルディムハメドフ大統領の誕生日パーティーでパフォーマンスを行いバッシングされたが、デニスも莫大な報酬のために、悪気なく金第一書記を支持しているというのだ。

 実はデニス、2012年3月に、11歳と12歳になる実子の養育費を8,000万円以上滞納しているとして裁判を起こされており、その際には自己破産寸前だということが明らかになっている。弁護士は、「デニスは重度のアルコール依存症で仕事もできない状態。金欠で、今年はまだ80万円くらいしか稼げていない」と説明。仕事がないのに、パーティーざんまいでアルコールを浴びるように飲み、金遣いも荒いため、訪朝する前はかなり金に困っていたというのだ。そんな時、金第一書記との面会の話が持ち上がり、報酬はもちろん、世界中から注目されるという魅力的な特典もついていることから、大喜びで訪朝するようになったというのである。

 デニス自身は「金や名声が目当てじゃない」と言っており、北朝鮮からは金を受け取っていないと断言している。しかし、デニスの事務所は、米AP通信の取材に対して北朝鮮からは金を受け取っていないが、報酬は出ていると認めた。支払ったのは「Paddy Power PLC」だとも明かしている。

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