美容・健康
大久保ニューの【美のぬか床】 第9回

オーガニック臭じゃ喰えない? 対オトコへの美容は「シャンプーの匂い」が要!!

2014/01/05 16:00

  結局、肌に合うシャンプーは限られているので「シャンプーの香り」だけで勝負することはあきらめた。となると、最後に使う「美容オイル」をいい匂いにすればいいのでは?  それまで椿油を使っていたのだが、やはりどうしても油感が強い匂いだったので、チャラそうな匂いのするオイルを探すことにした。だがしかし、美容オイルも匂いが薄いのが多い。結果、サラを真似して香水を振りかけていたのだが、今年の誕生日、女友達が素敵な逸品をプレゼントしてくれた。

  ミルボンの「ディーセス エルジューダ」というオイルだ。ドライヤー前に髪に馴染ませて使用するのだが、髪がツヤツヤになる優れもの。しかも「アフリカの樹齢6,000年の巨木からとれるバオバブオイル配合」らしい。6,000年の歴史が私の髪に宿るだなんて……美容心にグッときた。そして肝心の香りがいい! ほんわりとリンゴを思わせるような、爽やかで優しい香りだ。私好みの、ファッションに興味がないような武骨な男子や、「女のプロ」には及び腰になってしまうような純朴な男子が、満足げに微笑む顔が見える。ヘアオイルにしては容量が多いのも気に入った。これ、リピ買い決定です(楽天ユーザーレビュー風)☆

  香りが決まると、お風呂上がりのお出かけが楽しくなる。「いつでも嗅いでいいからね☆」って気分。しかし、冬場は髪を洗うのがめんどくさい。ついつい洗髪をおこたりがちになる。何日もシャンプーしてない頭で買い物へ行くと、温かい店内に入った瞬間、自分の頭から「タバコの匂いと皮脂の匂いが混じった異臭」が降りて来て、自分の匂いながらゲンナリすることがある。バイオテロだ。そんなことにならないように、この冬はリンゴの香りを振りまきたい。考えてみれば、自分の顔が相手に見えていない時でも、髪の匂いは相手に自分の存在をアピールし続けてくれているのだ。特に密接時に! 女たるもの、理想の髪の匂いを手に入れて、イメージアップ大作戦だよ☆

大久保ニュー(おおくぼ・にゅー)
1970年東京都出身。漫画家。ゲイの男の子たちの恋愛や友情、女の赤裸々な本音を描いた作品を発表。著書に『坊や良い子だキスさせて1』(テラ出版)、『東京の男の子』(魚喃キリコ、安彦麻理絵共著/太田出版)などがある。
HP ・ブログ ・Twitter

最終更新:2019/05/14 20:22
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