大沢樹生、父性確率0%の息子との「父子の絆」アピールに拭えぬ疑問
お前だろう、大沢! 喜多嶋側がこんな不利な情報を流すわけがない。しかも大沢のコメントの変遷も不自然だ。最初に記者の直撃を受けた際、拒否するどころかまずは「事実」だと認めている。さらに「そっとしておいて」と言う割には、連絡の取れない息子を心配し、息子が「パパはずっとパパだから」などと父子の絆を強調するようなエピソードまで開陳する。さらに、記事を受けて集まったマスコミにも事実を認め、大々的にテレビで放映されてしまった。
息子は現在日本にいないというのが唯一の救いだ。出生の秘密が全国に流された。彼の友人たちもそれを知ってしまった。息子にとって悲惨と言うしかない。大沢も取材を受け沈痛な表情で、息子と連絡が取れないと語る。だったら、必死に探せ。そもそも手放すな。裁判などせずに、親権をそのままにして一緒に生活すればいい。血はつながっていなくても、17年間の関係がある。愛情があるというならそれも可能なはず、と突っ込みたくなる。
同様の記事が「週刊新潮」(新潮社)でも報じられているが、ここには本当の父親として奥田瑛二と石田純一の名が挙げられる始末(石田だったらまたまたファミリーが増えるのか!?)。結局、大沢も喜多嶋もお互いに子どもを押し付け合い、邪魔にし合っているのだ。そんな境遇に生まれてしまった息子が本当に気の毒だ。
そして奇しくも大沢とは逆のパターンの“家族の肖像”が安藤美姫をめぐる物語である。安藤が遂に娘の父親の名前を明かしたという。それもスポンサーに。安藤のスポンサーといえば高須クリニックの高須克弥院長。マスコミ好きの高須院長がしゃべっちまったか!? と思いきや違うらしい。残念。
安藤は高須クリニックだけではなく、大手企業とスポンサー契約を交わす話が進んでいて、安藤の身辺調査をした。こうした“身体検査”は大切だ。契約後にスキャンダルなど発覚すれば一大事。そのため本人に「娘の父親は誰か」を確認したという。父親は元フィギアスケート選手の南里康晴で決まりなのかと思っていたが違ったらしい。では一体だれ?
記事によれば、「彼女を経済的にも長年支援してきた既婚男性」だという。マジですか。ってことは相当年上? 残念ながら「自身」にはこれ以上の詳しい記載はない。さらにここからが仰天すべき展開だ。ことの真相を知っている南里だが、南里は相応の援助を受けることで“ダミーの父親”を引き受けることになったというのだ。すごい世界だ。
安藤はスターだ。知名度もあるしカネも生む。周囲に群がる利権集団もある。だから彼女のプライバシーは自分だけのものではなくなってしまう。周囲の思惑が絡んでくる。ダミーの父親も用意するなんて本当に大変な世界である。だが、こんな記事が出て心配だ。今回の情報は「スポンサーの企業関係者」からだと記事には書いてある。もし、今回の記事が全て真実なら、安藤とスポンサーの信頼関係はなくなってしまうだろうし、安藤は疑心暗鬼になるはずだ。スポンサー契約が白紙にならないことを祈るばかりだ。
もう1つは前の2つに比べて少しはマシだ。確執が伝えられた安達祐実と、母の有里の関係は改善されず、絶縁状態が続いているらしい。安達の小学生になった娘は群馬の親戚宅で生活しているが、安達も頻繁に通い、住民票も群馬に移したらしい。それだけの記事だが、なぜかホッとした。前2つがあまりにオドロオドロシかったから。
プライバシーを売り渡した著名人のプライバシーは制限されても当然だと思うが、その子どもたちは――親がひどいと本当に大変だ。