これってクーポン差別? “やらずぼったくり”な美容院のトリートメントに喝!
潜入その3
クーポン客の悲しき性を痛感……「板橋・M」
【メニュー】NEW OPEN・銀座有名サロン出身、実力派スタイリストの美技≪カット+カラー+トリートメント≫
【クーポン価格】3,480円(52%OFF)
大阪人のおトクプライスからすると、3,500円超えのクーポンには、なかなか手が出しづらいところだが、今回購入に至ったのは、お店が居住地に近いから! 「コレなら交通費がかからん分、トクやん!」とちゃっかり計算した結果である。クーポン初心者の人がよくやりがちなのは、安さにつられてお店の場所の確認をしないこと。結果的にお金がかさむことがあるので、注意が必要だ。
さて、こちらのお店は我が家からチャリンコで約3分の場所にあった。お店自体はオシャレな雰囲気で、「銀座有名サロン出身、実力派スタイリストの美技」という煽り文句が似合う感じなのだが、周囲は悲しいことに、昭和レトロ的な商店街。お店に入ると、「亀の子タワシ」なるものがさりげなく鎮座しているのも目についた。確かにこの立地を考えると、クーポンサイトでの集客は、たとえ雀の涙の収入にしかならずとも致し方あるまいと思った。
席に案内され、「まずは、カラーを。あとは、シャンプーそのままでセットしなくてもいいようにカットを」とオーダー。まずは、カラー。なかなかに丁寧な施術だ。そして、シャンプー・トリートメント、カットと、順調に進んでいった。が! カットの段階で、スッキリとした印象を求めすぎてしまったせいが、やや短めされてしまったのだ。仕上がりすぐはGOODだったが、数日後、自宅でシャンプーした後とんでもないことになった。ちなみに、筆者の髪質はいわゆる天パ(ネコっ毛)、それも尋常ではない。そのため、いまだまともにカットできた美容師は数名足らずだ。しかし、これがクーポン愛好家の悲しいところで、なかなか「イメージと違って」とサロンに言いにくいのだ。仕上がりかお得さか悩むところだが、でもやっぱりどっちもほしいというのが本音。これからも懲りずにクーポン生活を続けてしまいそうだ。
クーポン満足度評価/★★☆☆☆(2)
リピーター思案評価/★☆☆☆☆(1)
※自宅シャンプー後までがそのサロンの評価対象だよね。
吉原杏(よしわら・あんず)
大阪生まれ、大阪育ち。好きなモノは小銭。好きな場所はリサイクルショップに100円均一。美容・健康オタクとしてプチ整形、数々のダイエット法に挑戦したことも。数々の携帯小説家、『株一年生~ゼロからわかる株の教科書~』(オープンアップス)などのアプリ作家として活動。