これってクーポン差別? “やらずぼったくり”な美容院のトリートメントに喝!
「だったらソレで」とオーダーし、シャンプー台へ。シャンプーそしてトリートメントと進むと、頭の方から「ジージー」と虫が鳴くような音がしてきた。「超音波をやっています」と聞いた数分後に、スピーディーに終了。「では、乾かします」と席に戻ったのだが、ブローというよりも、ドライヤーで髪を乾かし、「はい、終了」と言われて唖然! 店に到着後、席に案内されわずか20分弱の出来事だった。
「通常料金で4,200円も取る施術なの?」と、思わず叫びたくなってしまった。さらに、このトリートメント、筆者の髪質にマッチしなかったのか、数週間後、別の美容院に行った時「……かなりチリチリしてますねぇ~。痛みが気になりますよ」とバッサリカットされるハメに。美容院で紹介される「トリートメント」の全てを、髪がきれいになると盲信してはいけないことを知った。
担当クンは「カットなら自信あるんですけどねぇ~」とほざいていたが、トリートメントを選んだことで、「リピーター客にならない」と思われたのでは。クーポン利用でいいサービスを受けたいなら、いかに「リピート客になりそうな客」を演じることが重要なのかもしれない。
クーポン満足度評価/採点不可能!
リピーター思案評価/採点不可能!
※「リピーターにならないクーポン客は、テキトーに」が店のモットーなの?
潜入その2
帰り際の●●でテンションガタ落ち……「渋谷・B」
【メニュー】カット+カラー+トリートメント
【クーポン価格】3,000円(53%OFF)
若手スタイリストによる、今はやりのエコをテーマにしたサロンだという「渋谷・B」。使用する薬剤は髪に優しいものを厳選して選んでいるそうで、「グ●ーポン」にもカラーの種類は「ミルボン オルディーブ」と明記されている。どんな薬剤なのか調べてみると、「ミルボン オルディーブ」はただ単純にメーカーの名前だった。なんとなくズッコケ……。
気を取り直して渋谷へ。お店は、渋谷は渋谷でもハチ公が鎮座している場所とは違い、ややうらぶれムードが漂う場所にあった。ガラス張りのおしゃれな外装のお店が、やや浮いている気がしなくもない。
サイトの情報通り、スタイリストは若手だらけ。山形県出身のキュートな美人女性が担当についてくれることになった。私の経験上、若手女性スタイリストというのは、お客よりも、自分に似合いそうなヘアをアプローチすることが多いという印象がある。ドキドキしながら、いつものように「天然パーマなのでまとまりやすいようなカットを」とオーダー。思ったより手際がよく、丁寧な施術にホッと胸を撫ぜる。カラー、カット、トリートメントと全工程約2時間コースで終了。20分弱で店を追い出された衝撃を引きずっていたので、「このクーポン価格でココまでやってくれた!」とニンマリ。しかし……店を出る際、「次回はサービス券をお持ちくださ~い」とクーポン価格とほぼ同額で施術可能のチケットを手渡された。お得な思いができたとホクホクだったのに、こんなにもあっさり同じものが手に入るなんて……。お店側が、クーポン客の心理を読み間違えてしまったパターンである。
クーポン満足度評価/★★★★☆
リピーター思案評価/★★★★★
※安くてもリピートしない、高くてもリピートしないクーポン客の心模様!