3番目の妻が2番目の妻を虐待で通報! C・シーンは3番目の妻を家から追放
この1年間、困っている人やチャリティー団体に気前よく金銭援助し、先日は「死ぬ前にチャーリーに会いたい」と願う末期がんの男性ファンと触れ合うなど、美談が報じられたチャーリー・シーン。チャーリーは父親の責務もしっかり果たしており、2番目の妻で女優のデニス・リチャーズとの間にもうけた9歳と8歳になる娘には毎月5万ドル(約500万円)、3番目の妻ブルック・ミューラーとの間にもうけた4歳の双子のためには毎月5万5,000ドル(約550万円)という高額の養育費を滞ることなく支払い続けている。また、重度の薬物依存症であるブルックがリハビリ施設に入所するたび、双子の息子たちの面倒をデニスが見るよう早急に法的処置を取るなど、責任感ある父親だとしても知られている。
ブルックは今年5月、薬物中毒でリハビリ施設に強制入院となり、児童相談所に保護された双子はチャーリーの手配により、いつものようにデニスが面倒を見ることになった。ブルックのリハビリ治療は21回目となり長期に及ぶため、双子は時々面会訪問していたのだが、母親と離れ離れになっているというつらさからか、リハビリ中の母親を見てつらいのか、面会するたびに暴力的になっていったとのこと。自分の娘たちやペットにまで暴力を振るうようになり、11月にはデニスは「もう面倒見きれない」とギブアップ。親権は一時的にブルックの兄に渡り、双子はブルックが住む邸宅に帰っていった。
実はブルック、5月に入所する際に双子がデニスに預けられることを嫌がっていた。デニスのことは信頼しているものの、彼女の家を頻繁に訪れるチャーリーを「暴力的で信頼できない」としていたからだ。チャーリーは、双子がデニスの元にいる間はブルックに渡す養育費を2万5,000ドル(約250万円)に減らすとし、この処置に関しても彼女はかなり不服に思っていたとのこと。しかし、今回、デニスが自分の息子たちのことをひどく言ったことに腹を立てたブルックは、デニスも目の敵にするようになり、警察に「うちの息子たちはデニスに虐待されていた」と通報。これを知ったチャーリーは恩知らずなブルックに対して、「住まわせてやっている邸宅から出ていけ!」と追い出しにかかったのだ。
米ゴシップ芸能サイト「TMZ」によると、チャーリーは、離婚する際にブルックと双子を自分の家の近くに住まわせるために480万ドル(約4億8,000万円)で購入した邸宅を、怒りにまかせて11月半ばに売りに出した。この物件は、一般人の出入りが制限されているゲートコミュニティという高級住宅地区にあり、売りに出したとしても、なかなか希望する額での買い手がつかず、取り下げられることが多い。チャーリーは購入した480万ドルの値で売りに出したが、買い手がつかず、ほとぼりが冷めたら取り下げてブルックと双子を住まわせ続けるだろうとみられてきた。
しかし、「TMZ」は、チャーリーの弁護士がブルックに対して「ただちに邸宅から立ち退くように」という書類を送ったと報道。ただ単に立ち退くだけでなく、「チャーリーとデニスから、遠く離れた場所に住むよう」強く求めているとのことだ。ちなみに、立ち退きはブルックだけに対するもので、双子とその面倒を見ているブルックの兄は何の連絡も受けていないという。
この邸宅に関しては、離婚の話し合いの際、「もし売りに出されたときには、儲けは2人で山分けする」ことで合意しているため、ブルックに金を渡したくないチャーリーとしては、480万ドル、もしくはそれより少し下回る価格で売却したいと希望しているとのことだ。
最新情報によると、物件を259万9,000ドル(約2億6,000万円)で買い取りたいという申し出があるとのこと。「TMZ」は、「チャーリーは、ブルックを1日でも早く追い出すために、売値を下げてもかまわないとしている。しかし、いくらなんでも、購入価格の半額では売らないだろう」との見解を示している。
チャーリーもその昔はリハビリ治療を受け、OD(薬物過剰摂取)で病院に救急搬送されるなど相当なワルだったが、最近では心を入れ替え、大きくハメを外すことはない。一方のブルックの薬物中毒は筋金入りで、これまでに受けた21回のリハビリのうち、2回は妊娠中に行ったもの。今回のリハビリ治療もうまくいかないだろうという見方が大半であり、デニスが双子を虐待したという主張も、逆ギレした上での出まかせだとみられている。
もし、デニスが虐待したという通報がウソだということが判明した場合、ブルックは罪に問われる可能性がある。最悪の場合、双子の親権は完全に剥奪され、養育費も支払われなくなり、住む家がなくなる可能もあるのだ。
こじれにこじれ、年内中に決着はつきそうにないチャーリーとブルックの泥沼争い。精神的に不安定になっている双子が、一刻も早く落ち着いた環境を与えられるように祈るばかりだが……。