ラーメン王・石神秀幸、狂気のラーメン屋分析! 食べず、見ずして想像で語る!
『石神秀幸の決断! ラーメン旅』(TOKYO MX)。「石神秀幸の」とついているだけでもう、おおまかな内容説明はいらない。これでファッション番組とか歌番組だと困る。もちろんラーメンの番組だ。
で、どんなラーメン番組なのか。番組説明欄によると、<お店の外観だけで入りたいラーメン屋を決断するしかない状況で石神はどのようにしてラーメン店を選ぶのか?>とある。石神秀幸が、ラーメン王ならではの勘で、外観だけでその日レポートするラーメンを決めるという番組のよう。
「ラーメンを誰よりも知る男が、ラーメンを食べずに店選び!!」(ナレーション)
10月19日にTOKYO MXで放送された回で石神が訪れたのは、群馬県渋川市。まずは普通の旅番組のように、渋川の駅前から歩き始めるラーメン王。
「おっと、営業中ののぼりが出てますね」
一軒家カフェ風のラーメン店を発見。外に貼られた雑誌の切り抜きをチェックしたところ、瀟洒な雰囲気の店がまえなのに、“世界一辛い唐辛子”ブート・ジョロキアを使ったラーメンがウリらしい。
「この場所で激辛ラーメン、似つかわしくないですね」
ここから、入店せずに行う石神の分析が始まる。
「普通の民家をお店、テナントとして貸す、とは思えないんですよね……」
そして、「東京とか都心で働いてた若夫婦が、地方でちょっとペンションでもやりながらのんびり暮らそうよ、ただペンションってやっぱり今の時代、キツイよね。じゃあカフェかなんかやろうよっていうんで、早期退職して建てたんだと思いますね」という設定を勝手につくりだし、早口で語り始めた。肝心のラーメンについては、ウリの“激辛ラーメン”に注目し、
「こんな穏やかな人たちなのに(←もう決めつけ設定ありきで進んでいる)、ブート・ジョロキアを使ってその“激辛ラーメン”をウリにしてるんですよ」
ということで、
「どこか鬱憤が溜まってるんですよね」
すごい飛躍、きた! 画面には、<夫婦の確執あり>というテロップが、デカデカと映し出される。ラーメン王の勝手な設定は、ますます膨らんでいく。