82歳を迎えたジャニー氏、高まる“集大成ムード”で不安視される構想
ジャニーズ事務所を舵取る“ジャニーさん”こと、ジャニー喜多川社長が、今日10月23日に82歳の誕生日を迎えた。現在、東京・日生劇場ではジャニーズ事務所の50年の歴史を振り返る、ジャニー氏作・構成・演出のミュージカル『ABC座2013 ジャニーズ伝説』(28日まで)が公演中で、ジャニー氏の信頼度も高いA.B.C-Zが主演を務めている。
同舞台は、ジャニーズ事務所から最初にデビューした4人組グループ・ジャニーズが、1966年に約4カ月にわたって行った米国での武者修行を中心にストーリーを展開。ジャニーズと若き日のジャニー氏の成功・挫折が描かれている。
「2幕ではジャニー氏にとって思い入れのあるフォーリーブス、少年隊の名曲を振り返り、最後には“A.B.C-Z伝説”としてグループの結成秘話を再現し、ジャニーズの将来をA.B.C-Zに託していると思わせるようなラストでした。10月14日放送の『スッキリ!!』(日本テレビ系)では、ジャニー氏が舞台化にあたって『自分の人生の中で1番印象に残っていたことを舞台にした』などと話していたことが紹介されていました。舞台を見ていても、ジャニーさんがジャニーズのメンバーと米国で過ごした輝かしい日々を、A.B.C-Zが再現することで、もう一度その青春に浸りたかったのかな、と感じる内容でした」(観劇したファン)
2011年には「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」「最も多くのナンバーワンシングルをプロデュースした人物」としてギネス認定され、キャップにサングラス姿の肖像写真を公開。謎に包まれていたジャニー氏の姿が、広く知られることとなった。
そして、ギネス認定記念作品『JOHNNYS’World ―ジャニーズ・ワールド』(昨年11月~今年1月)以降は“集大成ムード”も漂うジャニーズ事務所だが、関西&関東ともにジャニーズJr.の活躍は目覚ましく、デビュー候補が溢れている現状。2020年の東京五輪に向けたグループ「2020(Twenty Twenty)」も、12月からの舞台『JOHNNYS’2020 WORLD』で本格始動していくものとみられており、ジャニー氏の構想が順調に実現化されている。
「昨年春頃には、車椅子姿が目撃されたことで体調が心配された時期もありましたが、今回の『ジャニーズ伝説』の稽古場にも毎日顔を出し、公演にも駆けつけているとか。お年だけに確かに歩き方はゆっくりですが、やりたいことをやっているうちに心身ともに元気になったのかもしれませんね。今回の舞台には、『ジャニーズ』のメンバーだったあおい輝彦がナレーションで参加しており、舞台を見て涙を流していたそうです。同じく『ジャニーズ』の元メンバーで、現在は劇団四季に所属している飯野おさみも観劇に訪れたそうで、かつての仲間との再会に、ジャニーさんも胸が熱くなったのでは」(ジャニーズに詳しい記者)
“ジャニーズ幻のヒット曲”として舞台の軸になっている「Never My Love」は、ジャニーズ・フォーリーブス・少年隊に続き、ジャニー氏が「海外で通用するグループ」と太鼓判を押したA.B.C-Zが、11月20日にDVD作品としてリリースすることが決定している。
近年ではジャニー氏の健康面や後継者問題などが取り沙汰されているが、12月からの『JOHNNYS’2020 WORLD』の次は、果たしてどんな仕掛けでファンを驚かせてくれるのか? いつまでも現役プロデューサーとして元気に活躍してくれることを、全世界のジャニーズファンが願っている。