スヌープ・ドッグがまた改名! 米大手掲示板では次の名前の予想で大盛り上がり
音楽アーティストが、新しいサウンドや作風に合わせてステージネームを変更することは珍しいことではない。クリスティーナ・アギレラは、アイドルからダーティー・セクシュアル・ガールに変貌した際にXtinaと名乗っていた時期があり、カントリー歌手のガース・ブルックスはロック色を強めた時にクリス・ゲインズと改名。ビヨンセは「ステージに立つと出てくる、過激で官能的なもう1人のワタシ」として『アイ・アム…サーシャ・フィアース』というアルバムをリリースしたがまったく定着せず、後に「サーシャ・フィアースはもういないわ。ワタシが殺したの」と取り消した。プリンスも契約していたワーナー・ブラザーズとのいざこざから1994年に“かつてプリンスと呼ばれたアーティスト”へと改名。トラブルが解消された00年まで、嫌みったらしいこの長い名前を使い続けた。HipHopプロデューサーで実業家としても成功を収めているショーン・コムズは、97年にリリースしたデビューアルバムではパフ・ダディと名乗っていたが、法的なトラブルに見舞われた01年にP.ディディに改名。05年には「紛らわしいから」とディディにすると宣言し、11年には期間限定でスワッグと改名すると発表している。
それゆえスヌープが、ジャンルに合わせて名前を変えることは決して特別なことではない。しかし、9月に開催された世界S・ウェルター級王座統一戦でメキシコ人との賭けに見事勝ち、大量のマリファナが入った袋を手に、今にもよだれが垂れてきそうなニタニタ顔でガッツポーズする写真をインスタグラムに掲載したばかりだったこともあり、ネット上では、「この時、吸いまくった勢いで改名を思いついたのでは」という意地悪い声も上がっている。
米人気掲示板「Reddit」では、「スヌープがまた改名。お次はどんな名前になるか」を予測する祭りとなっており、「スヌープナド」「スヌーパー・サイアンIII」「スヌーパー・トゥルーパー」など言いたい放題。スヌープの改名に関するスレッドは伸びに伸び続けている。なにをやっても許されるキャラクターであるスヌープだからこそ、ここまで話題になるという声も多いが、もともとファンク色が強かったスヌープだけに、本格的なファンク歌手になることを歓迎している音楽ファンは多く、今後のスヌープジラの活動には大きな期待が集まっている。