美容・健康
ぷっくり涙袋ブームに迫る!

憧れは板野友美の目!? 美容整形業界関係者が見た、涙袋に取り憑かれた女たち

2013/10/14 14:30
『ともちん 板野友美 AKB48卒業記念 写真集』/講談社

 昨今、10~20代の女性を中心にブームとなっている、「涙袋メイク」。ぷっくりとした涙袋をメイクによって作り出すことで、「目が大きく見える」「目が潤んでいるように見える」のだという。

「女性誌では前々から、目元強調のために、目の下にアイカラーを入れるメイク法はよく取り上げられていました。ただ、今のブームのように、涙袋をはっきりと強調させるものではありませんでしたね。ブームのきっかけとなったのは、若者に人気の元AKB48・板野友美、きゃりーぱみゅぱみゅ、益若つばさなどの影響が大きいと思います」(女性向け雑誌編集者)

 2012年、株式会社フローフシが展開するブランド・リトルウィッチが「もて涙袋モイスチャー」という涙袋に特化したコスメを発売。6月に発売されたものの、予想をはるかに上回る注文が殺到したため在庫がなくなり、8月まで発送が見送られるという事態にまで発展した。

「この『もて涙袋モイスチャー』は、ブラウンとホワイトベージュのツインペン仕様。ブラウンで陰影を、ホワイトベージュで高さを強調し、涙袋を作るというものです。すごく原始的な方法でしょう(笑)? 近くで見られると、すぐにニセ涙袋だってバレるんですよ。そういった意味でいうと、細いテープを目の下に貼り付けて、実際に涙袋を作ってしまう商品の方が、より“らしく”見えます。まぁでも、目の下に不快感はありますけどね」(コスメファン)

 涙袋を作るために、メイクに凝る女性が増える中、より自然な涙袋を求めて、美容整形外科クリニックの門を叩く人も少なくないようだ。以前、美容整形外科クリニックに勤務した経歴を持ち、現在はデパートの美容部員であるMさんは、「AKB48、きゃりーぱみゅぱみゅが大ブレイクした11年頃から、涙袋形成の手術をする人が増えた印象」と語る。

「昨年、涙袋メイクのコスメがいろいろと出てきたことで、実際に手術される方の数は少し落ち着きましたが、かつての同僚いわく『いまだに多い』そうです。施術方法は、注射で涙袋にヒアルロン酸を入れるというもの。ヒアルロン酸は、もともと人間の体内に存在しているものですし、シワを目立ちにくくする施術にも使われることは広く知られています。そのため皆さん、結構気軽に受けられるのではないでしょうか」(同)

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