ロビン・ウィリアムズ、撮影スタッフに睾丸を冷やすパンツをプレゼント!
1978~82年に放送されたコメディ『モーク・アンド・ミンディ』でブレイクした後、映画界に進出し、世界的に大ブレイクしたロビン・ウィリアムズ。『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(97)でアカデミー助演男優賞を獲得している演技派俳優である彼は、日本のアニメやゲームが好きなことでも有名で、長女をゲームソフト『ゼルダの伝説』にちなんでゼルダと命名したり、主演した映画『ストーカー』(2002)の監督に、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のフィギュアをさりげなく登場させたいと頼むなど、子ども心を忘れない「お茶目なおっちゃん」というイメージを持たれている。
長年ゲイ疑惑がささやかれていることにウンザリして、男性誌「GQ」のインタビューで、「オレはマンコの大ファンだ。マンコ中毒なんだ。そもそも生まれてきたのもマンコだし」と言ったり、アイルランド紙「インディペンデント」の取材で、「オカマの犬を飼ってるんだけど、ヤツはパートナーとシャム猫を養子に迎えようと考えてるようなんだよ。すごく現代的だろ?」と明かすなど、爆弾発言が多いことでも知られる彼は、スタンドアップ・コメディアン出身者らしくシモネタが大好き。このたび、そんな、ロビンらしい美談が報じられた。
米大手タブロイド紙「ナショナル・インクワイアラー」によると、ロビンは、30年ぶりに主役を務める新作テレビシリーズ『The Crazy Ones』の撮影で、気温37度を超える炎天下、黙々と働く男性スタッフたちに大感激したとのこと。焼けつく日差しの中で長時間働き続ける撮影アシスタントや、重いマイクを持ち運ぶブーム・オペレーター、小道具のスタッフらの体調を気遣い、インターネットで“とあるもの”を大量購入し、プレゼントしたと報じた。
そのプレゼントとは、男性の睾丸を冷やす「スノーボールズ」という製品。オーガニック・コットンの専用下着の中に、睾丸を全体的に冷やすように作られたアイスノンを入れるというシンプルなものである。消息筋によると、ロビンは不審者のようにニヤニヤしながら、24人を超えるスタッフ一人ひとりに「スノーボールズ」を配り歩いたそうだ。
実はこの「スノーボールズ」、妻が妊娠できないのは自分の睾丸が熱を持ちすぎて、健康的な精子を作れないからではないかと懸念した男性が発案したもの。医師が司会を務めるテレビ番組でも紹介され、「睾丸を冷やすことはとても大事。素晴らしい」とお墨付きをもらった製品である。
62歳になるロビンは2年前、14歳年下の女性と3度目の結婚をしているが、年齢的なことや、前妻たちとの間に3人の子どもたちをもうけていることから、これ以上、子作りすることは考えていないとみられている。しかし、「マンコ中毒」だと宣言しているだけに、この手の製品についての知識は無駄に豊富なのかもしれない。そして、暑い中働く若い男性スタッフたちを眺めているうちに、生殖器のコンディションを心配し、今こそ「スノーボールズ」の出番だ! と、プレゼントすることにしたのだろう。
ハリウッドスターが撮影現場のスタッフたちを気遣うという美談はしばしば報じられる。撮影スタッフの間で「とてもフレンドリー」だと評判のよいキアヌ・リーブスは、『チェーン・リアクション』(96)の撮影クルー全員にランチをおごったり、『マトリックス』(99)の大道具スタッフが金銭問題を抱えていると知り、2万ドル(約200万円)の小切手をそっと手渡したことがあると伝えられている。ジョニー・デップも『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(11)撮影中にスタッフ500人分のジャケットを購入して、全員にプレゼントしたと報じられている。その額、計500万円。
プライベートでもファンに声をかけられたら気軽に応え、一緒に写真を撮りたいと頼まれたらサングラスを外して応じてくれると、ネットで「いい人」と名高いロビン。彼が炎天下で働くスタッフたちと制作しているテレビシリーズ『The Crazy Ones』は、『アリー my ラブ』プロデューサーのデビッド・E・ケリーが脚本を手掛ける期待作で、広告会社の社長が娘と一緒に働く姿を描いたコメディもの。娘役には、『バフィー~恋する十字架~』で知られるサラ・ミシェル・ゲラーがキャスティングされており、社長役のロビンとは息がぴったり。公開された予告編では、撮影現場の様子も公開されたのだが、和気あいあいとしており、とても楽しそうだ。
果たして、古巣のテレビ界でヒットを飛ばすことができるのか? “いい人、ロビン”の『The Crazy Ones』は、米CBSで今月26日から放送される予定だ。