サイゾーウーマン男性アイドルSTARTO(旧ジャニーズ)探究!ジャニーズ・ワールド田原俊彦の“危険”な1冊 男性アイドル 【ジャニーズ・ワールド】 「SEXにはとても臆病だった」ジャニーズ時代の田原俊彦の“危険”な1冊 2013/09/15 19:00 田原俊彦ジャニーズ・ワールド 読んでる方が赤面しそうな、生々しいエピソードだ。しかし、当時のファンはこれを読んでどんな受け止め方をしたのだろうか。人気のアイドルの赤裸々な恋バナはショックも大きいだろう。それでも、「こっからどうなっちゃうの?」と思いページをめくると、<そして、数か月後……><やがてボクたちに別れの日が来た>。あれ、いきなり時が進んでいる。別れちゃったのか。この「数か月」、2人がどう過ごしたのか、それはご想像にお任せしますという感じだろうか。やっぱり肝心なところはアイドルとして守っているようだ。 ちなみにトシちゃんの好みのタイプは、<(バストの)サイズは83ぐらいが理想だ。ウエストは60センチぐらい。ヒップは88。全体的にバランスがとれている子がいいな>と、まずは具体的な数字をあげ、<でも、いちばん大切なのは、セクシーな雰囲気を持っていることだ>と展開。そして、<純粋で、それでいてしぐさとか行動がセクシーだったら、ボクのフィーリングにピッタシカンカンだと思う> と、やっぱり最後にどことなく「笑い」が入る。 ■笑いを封印し語った決意 タレントとしてデビューするまでの話に、ボリュームの半分近くを割いている本書だが、もちろんジャニーズタレント田原俊彦としてのエピソードも満載で、いろいろ見逃せない。本書が刊行された後、『教師びんびん物語』とその主題歌『抱きしめてTONIGHT』が大ヒット、トシちゃんのビッグ化はますます進んでいくが、それからさらに数年たった現在のトシちゃんを知った上で読むと、切なくなる描写もある。 <ひとつだけ、プライベートという面で、ゼッタイ人に見せないボクがある。それは信じてた人に裏切られたり、肩すかしをくったときのボク……> バッシングを受けたトシちゃんのことを思うと、ちょっと胸に迫るものがある。 <落ちるときもひとり。(中略)誰も助けてくれない。だから絶対に負けたくないんだ。ホントにひとりなんだ。ひとりでガンバっていくしか、いまのボクには道が開かれないとさえ思っている> 本書の一番最初に、力強い手書き文字で書かれた次の一文にも、心打たれた。 <いつもひとりぼっちで生きてきた気がする 強い男になりたかったから……負けるのは嫌いだ!!> 本書の最終章では、ジャニーさんやスタッフ、ファンなど周りの人に支えてもらえたから今の自分があると、ビッグなキャラとは異なり、謙虚に感謝の言葉を綴っている。そして、86年トシちゃんは高らかにこう宣言している。 <ボクは永久にアイドルを続けるよ(中略)いつか最高の男になって、君を迎えにいきたい> 「永久アイドル」。ビッグマウスだからファンも夢を見られる。トシちゃん、カッコいいな。もう「最高の男」にはなれましたか? (太田サトル) 前のページ12 最終更新:2013/09/15 19:00 Amazon 『Mr.BIG (DVD付)』 やべえトシちゃんに担降りしたくなってきた 関連記事 "ビッグ"アイドルから転落した田原俊彦、現在も続く「ほんの冗談」の悲劇11歳でジャニー氏の"洗礼"を受けたメンバーが綴る『ジャニーズの逆襲』「素材を見つけると電流が流れるんだ」ジャニーが語った、ビリビリ人生『DREAM BOYS』では決して描かれない、近藤真彦の女関係とバリバリ伝説昼夜問わない性奴隷、不気味な注射......合宿所の内部を明かした問題作『Smapへ』 次の記事 風俗嬢の技術こそ至高、という考え >