サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」確執、宿命で語られる宇多田ヒカル コラム "噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第187回】 母娘の絶縁、宿命の物語をつづる週刊誌を越える、宇多田ヒカルのコメント文 2013/08/27 21:00 女性週刊誌ぶった斬り!宇多田ヒカル 藤圭子の衝撃ゆえか、今週は2位も3位も“親子”ものである。発売日の事情で藤圭子自殺に間に合わなかった先週売りの「セブン」であるが、奇しくも「2大親子憎悪スク―プ」なる企画を掲載している。ナイス(!?)。 まずは親に翻弄された子どもたちの物語だ。母親は歌手の岩崎宏美。岩崎は88年に結婚し、エリート商社マンとの間に2人の息子を儲けたが、7年後に離婚。子どもの養育権は岩崎が持ったが、離婚翌年には親権を持つ父親が再婚し、2人の息子をなぜか新妻と養子縁組してしまう。裁判を考えた岩崎だが、前夫は裁判するならその間子どもに会わせないと主張。完全な嫌がらせだ。しかも、2人の息子を連れてメキシコへ転勤してしまった。だが最近になり息子2人が成人し、一人暮らしをするようになった。父親の呪縛から逃れたのだ。すると、息子たちは頻繁に母親である岩崎の元を訪れるように。めでたし、めでたし。 それにしてもこの前夫である。かなり強引に子どもたちを自分の元に奪い取った。エリートは狡猾だ。法律も熟知している。岩崎など太刀打ちできなかったのだろう。息子たちの意思など顧みもしなかった。おそらく「自分が一番正しい」という男なのだろう。 思い起こせば岩崎もいろんな意味で男運が悪い。前夫だけではない。実父の存在にも翻弄されてきた。ステージパパとして知られた岩崎パパ。個人事務所の社長になり、娘を仕切った。結婚話もことごとく反対した。それでも、娘がエリートと結婚してしまうと娘のスケジュールを無断で入れて、結果、娘夫婦を離婚に追い込んだ。そんな父だが、愛人と結婚するため岩崎の実母と離婚。勝手である。そして岩崎は、09年に俳優の今拓哉と再婚するが、この際も父親は「婿養子に入れ」との主張が受け入れられないと猛反対。娘ももう50代なんだから許してやれよ、と思うがそうは決して思わないお父さん。娘と決裂し、個人事務所の役員も辞めた。だがお父さんの執念はさらに続く。12年にやはり「セブン」で報じられたのだが、無収入になった父親は役員辞任は不当だと娘を訴えたというのだ。自己中心的な哀しい男たちに翻弄された岩崎。それにしても娘に寄生し続けた岩崎パパの存在は、かなり痛い。 次はとんねるず・石橋貴明ネタ。石橋の娘・穂のかが2世タレントばかり集めた舞台をドタキャンし、舞台そのものを中止に追いやったことは記憶に新しい。記事ではそんな2人の複雑な親子関係を紐解いている。穂のかは、石橋と98年に離婚した前妻の長女である。当時、小学3年生だった穂のかだが、石橋が離婚直後に女優の鈴木保奈美と再婚、しかもデキ婚だったことが判明するなど、父の裏切りを見てしまった。その後、芸能活動を始めた穂のか。恨みや確執もあったが、父との関係も少しは修復に向かったらしい。20歳の誕生日には父から時計をプレゼントされ「愛が入っているからうれしい」と発言。しかし、そこに横槍をいれたのが現妻の鈴木。穂のかの発言が逆鱗に触れたらしく、石橋につらく当たったというのだ。どう考えても鈴木が悪い、大人気ない。奪略婚をして穂のかから父親を奪ってしまった鈴木。自身にも3人の娘がいるのだからこそ、前妻の子どもとはいえ、穂のかを慮って然るべきだと思う。自分の子どもたちとは血のつながった異母姉妹だし。もうちょっと心を広く持てよ。 もし記事内容が事実なら、鈴木は鼻っぱしが強く、わがままで自己中心的で、器が狭い。かわいくない。父親の後妻がこんなのだと、前妻の子どもは本当に気の毒である。少女時代のトラウマ。父親との不自然な関係。怖い後妻の存在。ドタキャンするほど精神的に不安定になるのもなんとなく納得、の記事だった。 前のページ12 最終更新:2013/08/28 13:19 Amazon 『親と子の「伝える技術」』 元夫叩きしてる場合じゃないよ、ジャニ結婚ネタは? 関連記事 夫の遺産相続問題で浮かび上がった、萬田久子の実の息子との"不仲"押尾学、刑務所から「自身」への手紙に宿ったあまりにも暗い心の闇菊地直子から浮かび上がった、愛や性欲を利用するオウムという男性集団布川敏和、やる気満々で仕込んだ一家総出の “浮気・離婚ネタ”商法の悲しさ山村美紗と西村京太郎の愛に長年かすんでいた夫が、39歳下の女性と再婚!! 次の記事 キスマイ・宮田、ラブホ写真流出! >