4億円のオファーもあったのに、K・ウェストが愛娘のお披露目に意外な場所を選んだ理由
アメリカで今、オバマ大統領ファミリー以上に注目されているカーダシアン家。次女キム・カーダシアンと、ラッパーのカニエ・ウェストの娘ノース・ウエストの愛らしい顔が、23日にお披露目された。お披露目の場をめぐって報道合戦が続いていたが、カニエが選んだのは意外な場所だった。
自動車事故で生死をさまよって以来、キリスト教にのめり込み、ついに自分自身を「神だ」と言うようになったカニエ。彼がセックステープ流出でスターダムを駆け上がったキムと交際を始めた当初は、マスコミも世間も一時的な関係だと認識していた。しかし、2人の関係は意外にも深まり、昨年末にはキムが妊娠。妊婦になったキムは旺盛な食欲を抑えられずに体重が90キロを超え、カニエに捨てられたという報道もあったが、2人の仲は良好だったようだ。しかし、カニエは、キムの妊娠を金儲けに利用したがるカーダシアン家の女帝でキムの母親クリス・ジェンナーと対立しているという報道は真実味を帯びていたため、お家騒動に注目が集まっていた。
キムは6月15日に、予定日より1カ月早く女児を出産。母子ともに健康だったが、出産に立ち会おうと病院に駆けつけたカニエは、クリスが派遣させたリアリティ番組の撮影クルーを見て激怒。クリスもビデオカメラを片手に出産に立ち会ったが、カニエは、「家族に見せる分だけの撮影を認める。オレがいいと言った時以外は撮影するな」と言い放ったと伝えられた。そんな状況の中、誕生した赤ん坊にはノース・ウエストと命名。破産した航空会社と同じ名なのはギャグかと失笑されたが、主婦に人気のトーク番組『The View』にゲスト出演したクリスは、「キムいわく、ノース(北)には“最高のパワー”という意味があるからなんですって。そして、2人が頂点を経験したところでもあるから、ノースと名付けたんですって」「素晴らしい名前だと思うわ。スイートだし」と説明し、主婦たちは納得。クリスがネガティブなイメージを一掃した。
その後、世間の注目は、どこでノースの顔をお披露目するのかにシフト。オーストラリアのメディアが400万ドル(約4億円)の高額オファーをしたというウワサや、ファッション誌「VOGUE」の表紙という説、400万ドルよりも高い謝礼金を狙っているという説、母親に逆らえないキムがクリスの希望通りリアリティ番組で披露するといった説など、タブロイドは報道合戦を繰り広げた。
ヒートアップし続ける報道にカニエのイラ立ちは頂点に達し、7月19日にロサンゼルス空港で執拗にまとわりついてきたパパラッチにブチ切れ、カメラを取り上げようと襲い掛かり、「触らぬ神にたたりなし」と言われるように。しかし、パパラッチはノースのスクープ写真を撮りたいと躍起になっており、カニエは1日も早く、最適な形で、娘の顔をお披露目する必要に迫られていた。