Kis-My-Ft2・玉森、今年最低視聴率を記録! 夏ドラマ初回視聴率ランキング
夏ドラマ(午後8~10時台)が、いよいよ出揃った。果たしてドラマの今後を占う初回視聴率は、どのような結果が出たのだろうか?
初回ベスト1位となったのは、沢村一樹主演の『DOCTORS 2 最強の名医』(テレビ朝日系)。放送前日には「週刊文春」(文藝春秋)が沢村の“不倫スキャンダル”を報じたが、ドラマは19.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、高視聴率を獲得。かんしゃく持ちのお坊ちゃまで、沢村と対立する役を演じている高嶋政伸には“ハマリ役”との声も出ている。
2位は堺雅人主演の『半沢直樹』(TBS系)で、初回は19.4%。池井戸潤氏の人気小説が原作で、バブル時代に東京中央銀行に入行した半沢が圧力や逆境と戦う姿を描く。「やられたらやり返す。倍返しだ!」という決め台詞が印象的で、2話は21.8%に上昇した。
3位は、10年ぶりに復活した『ショムニ2013』(フジテレビ系)。主演の江角マキコは続投し、ベッキーや本田翼ら新メンバーを迎えた今作。初回は18.3%と高視聴率だったが、2話では視聴者の関心も薄れたのか13.8%にガタ落ち。先行きが不安視されている。
続いてはワーストの3作品。3位は、名取裕子主演の『京都地検の女』(テレビ朝日系)で、初回2時間スペシャルは12.4%。名取演じる女性検事が“主婦の勘”を頼りに事件解決に導く人気シリーズだが、今期は13~18%の間を獲得したドラマが多かったため、12%台でもワースト入りとなってしまった。
2位は広末涼子の17年ぶり主演作『スターマン~この星の恋~』(フジテレビ系)で、初回10.5%。広末は3人の息子を育てながら年下の青年(福士蒼汰)に一目ぼれしてしまう肝っ玉のシングルマザーを演じているが、ネット上では同じシングルマザーをテーマにした満島ひかり主演『Woman』(日本テレビ系)の方が「見応えがある」との書き込みも。2話では9.6%と一桁に入ってしまったが、今後の展開次第で下げ止まれるか。
そしてワースト1位の低視聴率を記録してしまったのが、Kis-My-Ft2・玉森裕太主演『ぴんとこな』(TBS系)で、初回2時間超えのスペシャルは、なんと8.7%の大惨敗だった。嶋木あこ氏の同名の人気少女コミックが原作で、日本ドラマ初の歌舞伎界を描いた作品。玉森は女性にモテモテの梨園の御曹司役、そのライバルをNYCの中山優馬が演じている。
今作は1月期の最下位だった『dinner』(フジテレビ系、8.8%)や、4月期の『雲の階段』(日本テレビ系、9.2%)よりも低い数字で、初回視聴率では今年に入ってから最低を記録。玉森にとって初の単独主演作『信長のシェフ』(テレビ朝日系、13年1月期)は、午後11時台で11%超えするなど大ヒットしたが、メンバーの藤ヶ谷太輔らと共に主演を務めた『美男ですね』(TBS系、11年7月期)は、5週連続で一桁を出したことも。このまま『ぴんとこな』の低視聴率が続けば、TBSでは玉森メインの作品は相性が悪いということが実証されてしまうが、最終話に向けて、どう数字が変化するのだろうか。
【2013年夏ドラマ(午後8~10時台、民放4局)初回視聴率一覧】
1位『DOCTORS 2 最強の名医』(テレビ朝日系・木曜午後9時) 19.6%
2位『半沢直樹』(TBS系・日曜午後9時) 19.4%
3位『ショムニ2013』(フジテレビ系・水曜午後10時) 18.3%
4位『救命病棟24時』(フジテレビ系・火曜午後9時) 17.7%
5位『SUMMER NUDE』(フジテレビ系・月曜午後9時) 17.4%
6位『なるようになるさ。』(TBS系・金曜午後10時) 16.9%
7位『斉藤さん2』(日本テレビ系・土曜午後9時) 15.5%
8位『警視庁捜査一課9係』(テレビ朝日系・水曜午後9時)15.2%
9位『Woman』(日本テレビ系・水曜午後10時) 13.9%
10位『Oh,My Dad!!』(フジテレビ系・木曜午後10時) 13.3%
11位『名もなき毒』(TBS系・月曜午後8時) 13.1%
12位『京都地検の女』(テレビ朝日系・木曜午後8時) 12.4%
13位『スターマン~この星の恋~』(フジテレビ系・火曜午後10時) 10.5%
14位『ぴんとこな』(TBS系・木曜午後9時) 8.7%