「フ●ラが好きか嫌いか」の調査結果に大困惑、普通を求める「Ray」のH観
■滑っていた、壇蜜のH講義
今号には、夏の風物詩であるセックス企画「Rayガールズの夏H赤裸々白書」も掲載されています。先月号で、編集部が「『Ray』の柱企画はH特集」と宣っていたこともあり、期待せずにはいられません。
しかし、1ページ目から既視感しかないようなページがお出まし。そうです、壇蜜です。ここ最近、どの女性誌のセックス特集にも必ず顔を出している壇蜜。セックス特集の“看板姐さん”として、市場を独占しています。壇蜜はひたすら「マザコン男を受け入れよ」と語っているのですが、まだ結婚も、ましてや姑もなにも意識していない女子大生読者に響くかどうか? 社会での挫折を知らない、意気がりたい盛りの男子大学生が、壇蜜の言う「甘えたい」「安心したい」「癒やされたい」という願望を彼女に向けてくるとしたら……? それはそれで心配! 先ほどの香里奈同様、「Ray」と壇蜜の間にも、大きな溝を感じてやみませんでした。
では一方で、「Ray」読者のリアルなH事情を見ていきましょう。「初体験は何才のときですか?」「今までの経験人数は何人ですか?」「Hをするとき、自分から誘うことはありますか?」というお決まりの質問が続くのですが、注目すべきは「フェラは好きですか?」という質問です。なんでも、10年前は、「フェラが好き」「フェラが嫌い」が6対4の割合だったそうですが、今回の調査では、その値が逆転しているとのこと。正直、そこまで激変していないと思うのですが、わざわざ「速報」という冠までつけて、「フェラの好き派と嫌い派がこの10年で変化した!」「Hに対する関心が激減!」とコラムまで掲載されていました。
さらに続く「Hのソボクな疑問」という企画にも、「彼にアブノーマルなことをしたいといわれたら、どうしよう」「Hの最中に痛くなったとき、どうやって伝えればいいの?」といった、「他人様に聞かずに彼氏の股間に聞け!」という疑問のオンパレード。