テレ朝とスケート界の癒着!? 安藤美姫、「子どもの父親の名」が表に出なかったワケ
7月1日の『報道ステーション』(テレビ朝日系)の独占インタビューで、「4月に女児を出産した」という衝撃告白をしたフィギュアスケーター・安藤美姫。話題は、いまだ明かされない「子どもの父親捜し」に集中しているが、テレビ局関係者の間では、独占インタビューを取った同社への失笑が相次いでいるという。
「どこの週刊誌も『かつて恋人関係だった指導者のニコライ・モロゾフ氏と、5月に写真誌に同棲がキャッチされた南里康晴のどちらが父親か?』を追いかけている。マスコミがプライベートの話題にここまで執着するのは、安藤をスケーターではなく、美女アスリートとしてしか見ていないから。安藤はかつて、タレント扱いされることを相当嫌がっていましたが、世間も子どもの父親は誰か、知りたがっていると思います」(スポーツ紙フィギュア担当記者)
今後、安藤は日本各地でのアイスショーへの出演が控えており、「今回の報道で、より注目度が高まることは間違いない」(同)という。安藤の告白により、にわかに盛り上がりを見せるフィギュアスケート界だが、一方で、テレビ朝日以外の在京テレビ局のスポーツ番組担当者は、今回の一件を冷めた目で静観している。
「あらためて、テレビ朝日とスケート界がいかにズブズブの関係なのかがわかってしまい、脱力しました。現在、フィギュアはNHK、テレビ朝日、フジテレビが試合の放映権を購入しており、年々その価格は高騰しています。実はテレビ朝日には、視聴率を見込めた頃の巨人戦ホームゲームの放映権を長年買えなかったという過去がある。そんな中、8年ほど前に新コンテンツ候補としてフィギュア中継が浮上し、テレビ朝日は社を挙げてこれに飛びついたんです。するとすぐに、安藤や浅田真央ら、フィギュア界のヒロインが誕生し、今や同社の要となるコンテンツへと成長。そんな恩があってか、同社は日本スケート連盟や選手に対して、異様なほど気を使った番組制作をせざるを得ない。独占インタビューで父親の名前を聞き出さなかったのは、そういった事情があってのことでしょう。正直、あんな薄っぺらなインタビューで大きな顔をされても、と思ってしまいます」(在京テレビ局編成マン)
テレビ朝日とスケート界との結びつきについて、業界内での批判はまだまだやみそうにないようだ。ともあれ、3シーズンぶりに復帰目前の安藤には、素晴らしいスケーティングを期待したい。