今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

「父親の名は黙秘」で裏が取れた、安藤美姫という女のめんどうくささ

2013/07/05 21:00
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『空に向かって 増補版』/扶桑社

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎母・安藤美姫のネーミングセンス
 お前はどこのワカメじゃ。

 いやまあ、言いたくないなら別に、子どもの父親の名前なんて、明かさなくてもいいんだけどさ。でも、言わない限り、ずーっと「どこのワカメじゃ」目線で見られ続けるのも確かである。いい悪いは別にして、今回の騒動は、「なんかいろいろめんどくせー女だな安藤美姫」という印象をさらに強めた感があるな。「さらに」ってことは、何となくみんなわかってたってことなわけだが。

 父親の名前は言わんが、子どもの名前は言うのか。ひまわりちゃん、か。4月生まれなのに。むう。ベクトルは少し違うが、「親中心」ってことでいえば、「松嶋尚美の子ども、命名・空(ら)詞(ら)ちゃん」ってのと同じカテゴリーだと思う。みんな、真っ直ぐ育ってね。

◎膨張を続ける滝クリの野望
 得意のおフランス語も披露できて、うっとり大満足の滝川クリステル。この人の夢って、キャスターなんてモンじゃなくて、もっとデッカく「アンジェリーナ・ジョリー」とかなんじゃないか。いや、イメージとしては「キャサリン妃」くらいまで膨らんでると見た。ま、夢を見るのは自由すけど。小澤征悦レベルで、……ねぇ。

◎「ZARA」に見出したビジネスチャンス
 最近、ファストファッションブランド「ZARA」の店員がすごい。絶対日本語を話せないようにしか見えないモロ白人、モロ黒人がゴロゴロいて「どうぞー、すべてご試着できますので、サイズ等、お気軽におっしゃってくださーい!」と、完全ネイティブの流暢な日本語で話しかけてくるのである。『5時に夢中!』(TOKYO MX)の黒船特派員か。と思ったら、昔水曜レギュラーだったポールって白人の黒船特派員が、ホントに店員として働いててびっくり。何かパイプでもつながってるんだろうか。 


 しかし最近のTOKYO MXの、外国人タレント輩出成績は、質量ともにすごいな。育てたそばから大手キー局に抜かれてるけど。事務所として子会社作って機能させれば、この路線でイケるんじゃないのか。マジで。追いつけ追い越せ、稲川素子事務所! オマエはデキる子だ!

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今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)など。

最終更新:2019/05/22 16:37