カルチャー
[女性誌速攻レビュー]「CLASSY.」8月号

“結婚しても女をキープ”で読者をさらに追いつめる「CLASSY.」の鬼畜っぷり!

2013/07/03 21:00
「CLASSY.」2013年8月号(光文社)

 「CLASSY.」(光文社)女子、それは現代に蘇った侍。侍ジャパンより過酷な、“イイ男との結婚”という命を背負い、巻き髪とピンヒールを武器に婚活市場を往く、それはそれは孤独で無頼なオンナたちです。いつどこで広告代理店勤務男と出会うかわからないと24時間365日気を抜くことが許されない彼女たちにとって、最もつらいのがこの季節。湿度ジメジメ、温度アゲアゲ、これではせっかくのメイクやオシャレも台無しです。そこで、今月の特集は「夏のオシャレは『ゆとり』がなくちゃ!」。筆者、リードのこんな書き出しに心を鷲掴みにされました。「毎年、夏が来るたびに思いますよね。『夏ってこんなに暑かった?』」……てっきり「はるかな尾瀬」でも思い出すのかと思ったら、「夏は暑い」でしたよ! 原点! この特集、いつもがんばる侍クラッシィズたちに「夏ぐらい楽しちゃいなよ」というご指南ですが、もちろんコンサバ心と男ウケ体制あっての楽チンですのでご注意を。

<トピックス>
◎CLASSY. Loves 関西
◎意外に見られてます!僕たち、女子のココが許せない!
◎結婚したら“女”じゃなくなる恐怖に打ち克つ!

■関西読者はポーズも昭和っぽくていい!

 この特集でも「ゆとり」「こなれ」というワードが盛んに出てきます。「がんばってない感」というのが現代のオシャレを表すひとつのキーワード。その無造作そうに見えるアップスタイルを作るのに(実は)汗だくでアイロン巻いてるのに、「寝坊しちゃって適当な服着てきた~」というそのスタイリングは(実は)前日の入念な仕込み故なのに、努力は隠してナチュラルボーンオシャレであるように振る舞うのですよ。こうしたスカしオシャレ全盛の昨今、いまだ真夏の太陽のようにギラギラとしたオシャレ根性を見せつけるのが、関西です。

 「CLASSY.」は半期に一度関西特集を組むほど、西の文化と相性抜群。「CLASSY. Loves 関西」のリードでは「関西の女のコたちはオシャレを目一杯楽しんでいる」「恋愛や結婚についても真剣に向き合っている」と大絶賛の様子。

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