"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第176回】

ビッグダディ、同居再開&番組続行! “偽装離婚”商売の賞味期限

2013/05/28 21:00

 それでもって「週女」である。ダディのインタビューを掲載、相変わらず“復縁”に期待を持たせるような含みある物言いが羅列されるのだが、ダディが「週女」に語った情報とは!? それがテレビシリーズの再開だった。ダディは「週女」に対しテレビ『痛快!ビッグダディ』の撮影が今週から再開され、本当の「最終回」がそのうち放映されることを打ち明けたのである。あーー、やっぱりやるのね。それにしてもダディ夫妻のメディアの使い方、選別はますます磨きがかかってきたと思われる。先週「自身」に再会情報を提供し、「セブン」には元夫婦の再会に同行させ、ダディの自叙伝の版元「週女」には“番組再開”というビッグネタ(?)をプレゼントする。もちろん他媒体の取材も受け、情報を小出しにする。橋下徹も真っ青のテクニックである。

 ここまでくれば、離婚がデキレースだったと結論づけざるを得ないだろう。離婚は話題を盛り上げ、テレビ視聴率を稼ぐための偽装離婚。加えて、2人の暴露的な自叙伝を出すにあたっては離婚していた方が断然話題性があり、実際売れた。離婚はヤラセだからほとぼりが醒めたらもちろん復縁、その一部始終がテレビで流され、さらに話題を呼ぶ――。脱力である。テレビだからヤラセや演出はあっても当然だが、離婚まで商売にされちゃうと引いてしまう。それに付き合わされた子どもたちも哀れだ。だがおそらくこれが本当の最後になるだろう。これ以上引っ張る話題はない。あったとしても今度こそは視聴者からも“やらせ”を早々に見抜かれ、厳しい視線にさらされるだけだ。本欄でもビッグダディものを取り上げるのは今回で終わりにしたい。たぶん――。(追記)「週女」の細木数子巻末連載になんとビッグダディが登場! 細木センセイによるとダディは来年から「大殺界」で、番組が終わるのはかえってよいことだとか。加えて「結婚はしばらく控えたほうがいい」とのことでした(笑)。

 サンミュージックの相澤秀禎会長が逝去した。享年83。事務所の創業者であり数々のタレントを世に送り出した大物だから、女性週刊誌が追悼特集を組むのは当然のことだろう。相澤会長といえば3つの大きな“事件”は外せないものだ。3つの“それ”を網羅したのが「週女」の追悼記事である。

『決断なんて「1秒」あればいい』