経営者が語る、保活必須の人気保育園といつでも入れる託児所との違いはコレだ!
入園のタイミングが自由な駒沢の森こども園も、やっぱり4月入園の子どもたちが多く、それなりに忙しい生活を送っています。ホームページや園の入口に満員を知らせる案内を貼っているにもかかわらず、問い合わせの電話がかかってくるのですが、この時期の電話は、はっきり言って驚くほど非常識な電話が多いのです。
「現在2歳2カ月の子どもですが、空きはありますでしょうか?」と丁寧な口調で電話してくるのですが、「現在、いっぱいで……」と言った途端、話の途中でもガチャ切りは当たり前。同じく丁寧な口調で電話してきたかと思いきや、「定員いっぱい」の言葉と同時に「あっそ」と言って電話を切る人。高級住宅街にある保育園とは思えない、おかしな状況に驚くばかりです。保活もしないで、認可外なら入れるだろうと思っているのでしょうか。
確かにいつでも入れる認可外はたくさんありますが、それは人気のないいわゆる“託児所”だからで、人気のある認可外だってありますよ。一口に「保育園」といっても実にさまざまな園があります。子どものためを思うのなら、早めに動いて各園の保育方針や環境設備を考慮し、子どもにあった保育園を選ぶべき。質の高い保育園の数がもっと増えれば、母親に多大な負担を強いる保活は必要なくなるのかもしれませんが、保育園経営者の考え方も違うし、母親が保育園に何を求めるのか個々のニーズも違うので、「保活をせずにみんなが希望の園に入園する」という理想を叶えるのは、なかなか難しいところがあります。
ガチャ切り母は、おそらく保育園ガイド的なサイトを見て、片っ端から電話をしているに違いありません。保育理念や方針は無視、遠方だろうとなんだろうと今すぐ入れる所を探しているのでしょう。急に働くことになったとか、預けたくなった……そのようなご事情だとは思いますが、それって行き当たりばったり、計画性がなさすぎます。夫が逃げたとか、昨日突発的に離婚したなら話は別ですけどね。認可希望の保活している人は妊娠中から活動していますし、駒沢の森こども園は満1歳から預かりをしているのですが、生後3カ月くらいで契約しているお子さんもいるぐらいです。