永井大、昼ドラ『白衣のなみだ』に生かされた、知られざる“実母の大病”
今月から始まった昼ドラ『白衣のなみだ』(フジテレビ系)に出演する、俳優の永井大。妊娠と乳がんの再発に悩む妻に寄り添う夫役に、気合十分といったところだが、その裏で永井は、この役に“実母への思い”を重ねているという。
永井は、素人時代に『男女8人恋愛ツアー!TOKIOのな・り・ゆ・き!!』(フジテレビ系)に出演し、2000年放送の特撮ヒーロー番組『未来戦隊タイムレンジャー』(テレビ朝日系)で正式に芸能界デビュー。その後1年間の休業ののち、今の芸名に変えて、本格的に役者人生を歩みだした。
「所属事務所であるケイダッシュの先輩・高橋克典とセットでドラマにキャスティングされることも多く、ガテン系のイケメン俳優とキャラまでかぶっていたので、制作現場は使い方に苦慮していたといいます。しかし、本人が前向きに演技に取り組んだことが功を奏し、時間はかかりましたが、主演を張るレベルまで成長できたというわけです」(テレビ局ドラマスタッフ)
最近では、人気商品を格安で落札できるとうたっていたペニーオークションに永井が絡んでいたことが発覚し、ネット上を中心にバッシングが相次いだ。それだけに「今回のキャスティングは、芸能界に強い影響力を持つX氏が担当しました。事務所パワーも借りながら、汚名返上の場を設けようという戦略でしょう」(芸能関係者)という。
だが今回永井は、“汚名返上”以外にも、並々ならぬ思いを抱えているようだ。
「ある時、永井さんが親しいスタッフに『あまり言ってませんが、僕の母は数年ほど前に、子宮ガンと脳腫瘍を一度に患って生死をさまよったことがあります。心配でたまらず、母を地元(新潟)から都内に呼び、最善の治療が受けられる病院に入院させて、懸命に看護しました。それだけに、今回の作品は、とても他人事には思えなんです……』と打ち明けたんです。最愛の母にピンチが訪れ、それを乗り越えた経験を、今仕事に生かそうとしている。オムニバスドラマのため、出演はおよそ1カ月間の予定ですが、期間は短くとも、相当な熱演が期待できるのでは」(同)
涙なしでは語れない経験を胸に、永井は今回の役をどう演じ切るのか。期待して見守りたい。