学年末にはサイン帳でお別れ☆ 80年代少女マンガのふろくが甘酸っぱい!
少女だった頃、心をときめかせてくれた少女マンガ雑誌……と、その横にいつも一緒にいた「ふろく」という名の相棒。そばにいるのが当たり前だったから気付けなかった、あの頃の「ふろく」の魅力を、「昭和的ガーリー文化研究所」所長のゆかしなもん(通称・ゆかしな)がお届け☆
ハーイ、ゆかしなです☆ 3月は別れのシーズン。クラス替えや卒業で、ついおセンチな気分になってしまう季節です……。80年代当時は、今みたいにTwitterやFacebookとかいうハイテク(?)なものなんてないから、クラスメートとつながることができる最終ツールといったら、サイン帳ぐらいしかなかった。ゆかしなも、片思いの男の子にどーしてもサイン帳を書いてほしかったけど、普段話したことないもんだから、女子たちが男子に「書いてよ~♪」ってキャイキャイ依頼している最中に、自分のサイン帳をちゃっかりすべり込ませてたよね。どんだけ内気なんだよ(怒)!! 今回はそんな甘酸っぱ~いスクールライフの記憶にどっぷり浸れる、「お別れ」をテーマにした「なかよし」(講談社)&「りぼん」(集英社)の名作ふろくを集めてみたよ!!
☆「なかよし」1980年4月号 ちえこ・ジュン「親友証明書&ネームカード」
華やかなりし80年代の幕開けにふさわしい、「なかよし」の素敵なふろく。原ちえこ先生と牧村ジュン先生という、夢のタッグによるネームカード(名刺)と、「親友証明書」ハガキのセット。「あなたは、ドジだらけのあたしのお友だちとして、いままで、よくたえてくださいました。そのご厚意と、努力の大きさに、心から感謝しています(ほんとうよ)。」というメッセージが泣ける。「ほら、あのときも、(空欄)……」とリアルなエピソードが書き込めるようになっていて、ちょっと照れくさいネ☆ でも、お友達からもらったら、きっとすごくうれしい!!
☆「なかよし」1986年3月号 あさぎり夕の「思い出サイン帳」
『あこがれ冒険者(アドベンチャー)』のミィちゃんと光児くんのサイン帳!! 物語は、グリフィンが刻まれたメダルをめぐる、アドベンチャーラブ☆ミステリーだった。意外に珍しい(?)制服姿の2人のデフォルメチックなイラストと、ギンガムチェックの組み合わせが80’S感満載できゃわわ~。表紙をめくると、あさぎり先生のサインが出てきて、ファンは狂喜乱舞する☆