『ER』の伝説的ヒールから、テレビドラマの監督に出世したポール・マクレーン
監督業が忙しいため、ペースダウンしましたが、ポールは役者としての活動も続けています。大ヒット海外ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』シーズン5と6に、主人公ジャック・バウアーの弟グラハム・バウアーとしてゲスト出演。人気ドラマ『ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所』(2011~12)にはジョシュ・ペイトン役としてゲスト出演しました。ジョシュは最初、ロマノを彷彿させるような嫌な男だったのですが、ドラマが進むにつれ正義感と人間味のある“いい人”になり、ドラマファンを魅了。この役でエミー賞を獲得しました。『ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所』では、あの『フェーム』で歌った「Is It Okay If I Call You Mine?」を披露するという、ポールのファンにとってはうれしい演出もありました。
どちらのセレブが嘘をついているか観客が考える『Celebrity Liar』や、チャリティーのためにクイズ番組などにも出るなど、楽しいことが大好きなポール。04年には長女も生まれており、2児のよき父親として、協力的な夫として、理想的な家庭を築き上げています。『ER』以降はテレビ界で活躍していますが、本人は「映画が好き」と公言。昨年は、女流作家アイン・ランドの小説を作品化した『Atlas Shrugged:Part II 』に出演し、久しぶりの映画だと話題になりました。今後、映画を監督したり、メインキャラクターとして出演する可能性も。見る者に強い印象を与え続けるポール。次はどんなクセのある役を演じるのか、楽しみです!
JULIE
海外生活20年以上の、海外芸能ジャーナリスト。 ゴシップサイトやタブロイド紙を毎日巡回中。ルーペ・ヴェレスからレディー・ガガまでイケる雑食系。世界各地から情報を取り寄せ、粘着質的にリサーチするのが大好物。