[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

ゲームの順番を守らない子どもに注意をしたら、その親に睨まれましたよ

2013/01/21 19:00
kosodateillust134.jpg
(C)倉田真由美

 3歳になったココは公園での遊びにも変化が出てきました。今までは1人で滑り台や砂場で遊ぶことが多かったんですが、最近は公園にほかの子どもがいるとその子たちの側に行き、積極的に一緒に遊ぼうとしています。先日も公園でドングリを大量に拾っててどうするのかと思って見てたら、砂場で遊んでたココよりもちょっと小さい2歳くらいの男の子に「はいこれ!」とドングリをあげてました。そしたらその子はそのドングリをポイ! と砂場に捨ててしまったですよ。側にママさんがいて「あらら、せっかくもらったのに捨てちゃダメよ~」と注意してたんだけど、このぐらいの子は気分があるし、「オレはぜんぜんオッケーですよ」と返事をしておきました。

 ココが捨てられたドングリを拾って砂場に穴を掘って埋め始めたら、それを見ていた男の子もココと一緒に穴を掘って仲良くドングリを埋めてます。で、その子が今度はココが持ってたドングリを奪おうとしたら、ココは「あっち行って!」と2歳の男の子をドンと押してしまった! オレが「仲良く遊ばないとダメ!」とココに注意すると、「わかった~」と言うんですが……。ついこの前まではココはほかの子どもからどつかれてたけど、こういう場面を目撃すると成長を感じますね。これからはほかの子に乱暴しないことを教えていかなきゃなぁ。

 興味の対象や好きなものも変わってきました。今までは「アンパンマン」にハマってたけど、いまはなぜか「ポケモン」にハマってます。3~4歳の女の子だと「プリキュア」を経由してから「ポケモン」に行くらしいんですが、ココはいきなり「ポケモン」。3歳で「ポケモン」にハマる子はあまりいないみたいなんですけどね。DVDを見たり、ゲームをやったり、すでに夢中。「ポケモン」ゲームはデパートやショッピングセンターの子ども用ゲームコーナーによく置いてあり、簡単に言うと自分のポケモン3体と敵3体が戦う対戦型ゲームです。このゲームで敵に勝つとカードがもらえるのですが、みんなそのポケモンカードを集めてるわけ。ココと家で遊ぶ時も、このポケモンカードを使って「これだーれだ?」とポケモンの名前当てクイズをよくやってます。

 先日、ココを連れてゲームコーナーに行ったのですが、ココがゲームをしていると、4、5歳の女の子が突然走ってきてココに「どいて!」とココを押し出した! すかさずオレは「コラ! 今この子がやってるんだから、やりたかったら並べ!」と注意しました。そしたらその子は無言でどっかに行ってしまった。ココに「大丈夫?」と聞くと「ぜんぜん大丈夫!」と言うのでそのままゲームをやらせました。「ポケモン」ゲームでココくらいの子どもが遊んでるのは見たことないから、今考えると、さっきの子もまさかココがゲームをやっているとは思わなかったのかもしれないですね。しばらくすると、さっきの子のママさんが側を通りかかり目があったんですけど、このママさん、オレのことギロッと睨んだんですよ! が、オレはすかさず「睨んでもしょうがないよ!」と一声かけたら無言でどっか行ってしまった。なんだかオレが悪いことしたみたいですけど、こっちはゲームで横入りされ手で押されてますからね。一言「すみません」と謝ってほしいっての! たぶん、子どもが知らないおじさんに怒られた、と伝えたんだろうな。

 今まで行ったことがないプレイスポットに行ってみようと思い立ったのですが、「ポケモン」だけのテーマパークはないので、「ハローキティ」などのキャラクターに会える「サンリオピューロランド」に行ってみました。オレ的にはキティにまったく興味ないので行きたくなかったんですが、妻くらたまがどうしてもココを連れて行きたかったみたいなので、あきらめて行くことに。多摩センター駅に着くと、かなり都会で驚愕です! 三越などのデパートが結構あるし、シネコンもある。京王プラザホテルなどでかいホテルもかなりあります。

 駅から歩いて5~6分で「サンリオピューロランド」に到着! 入場料大人一人4,400円(マジで高い!)を払って中に入ると、もうキティやらシナモンやらプリキュアだらけ! ポケモン好きのココもそれを見てテンション上がってました。サンリオのキャラクターの乗り物やゲームがいろいろあって、まあ遊園地みたいなものですね。広場で子どもたちが参加できるイベントがあると聞き、魔法使いグッズ(マント、帽子、杖)の3点セットで1,000円を払い、ココも参加することに。広場の中心に舞台があり、そこにキティやシナモンたちの着ぐるみが登場。子どもたちは座って着ぐるみショーを見るんですが、親は一緒に参加できないんですよ。後ろで見守るだけ。ココも子どもたちの集団の中に入って、オレと妻は後ろでココを見てました。ココが不安になってすぐに戻ってくるかなと思っていたら、そのままおとなしく着ぐるみショー見てる! これは驚いたね。今までだとオレと妻がちょっとでも離れてると、すぐに側に来てたのに!


 その後、着ぐるみたちと一緒に子どもたちが広場をグルグル歩きまわるんですが、広場の真ん中に大きい木があり、一瞬子どもたちが見えなくなるポイントがあるんです。ココが1人で歩けるのか心配で見てましたが、オレと妻に手を振りながら歩いてるじゃないですか! 木の裏側にココが消えた時は「ちゃんと戻って来れるか?」と不安になったんすが、笑いながら戻ってきたココを見た時はマジで感動。オレと妻が側にいなくても1人で行動してるココを見てちょっと寂しかったんですが、成長してきてるココを実感できてうれしかったね。

 それにしても「サンリオピューロランド」はかなり面白い! やっぱり子どもだけで参加できるアトラクションがあるというのは素晴らしいね。ココもめちゃめちゃ喜んでたし。あと来てる客ね。それ見てるだけでも面白い。ほとんどのお父さんはつまらなそうに疲れた顔してウロウロしてる。そういうの見てると「あーパパも大変ですなあ」と思うけど、子どもと一緒に楽しめばいいのにとも思う。オレはココが楽しんでればなんでも楽しいわけ。そう考えれば、基本的には全部楽しいのに、もったいないよなぁ。ココもオレもアンパンマンミュージアムはもう行き飽きたので、今後は「サンリオピューロランド」に通いますかね。

最終更新:2013/01/21 19:00
『突然、9歳の息子ができました。』
ピューロランドにギラギラファッションで行ったんかな