J・ビーバーに再び大麻吸引疑惑! 死亡したパパラッチが証言
世界中の少女たちをときめかせているスーパーアイドルのジャスティン・ビーバーを執拗なまでに追い掛け回していたパパラッチが、元旦早々、取材中に車にはねられ死亡するという事故が発生した。行きすぎたパパラッチの無謀な追跡が招いた不幸な事故かと思いきや、その後、ジャスティンの大麻吸引スクープを手に入れるため強引な取材をしていたことが明らかに。一方でパパラッチは問題のある大ボラ吹きだったという、死人に鞭打つような情報も流れている。
米ゴシップ芸能サイト「TMZ」によると、事故は1日の夕方、車の行き来が激しいカリフォルニアの州間高速道路405号線近くで発生。ジャスティンの愛車フェラーリが405号を走行中にスピードを出しすぎたとして、カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール隊員に誘導され停車させられた現場近くで起こった。事故死したパパラッチはフェラーリを尾行していたそうで、パトロール隊員に誘導される写真を激写しようと車から飛び出し、「危険だから」という隊員の阻止を無視して写真を撮りまくったとのこと。撮り終えたパパラッチは自分の車に戻る途中、走行していた車にはねられ、病院に搬送されたが間もなく死亡が確認された。
パパラッチをはねた車の運転手からはアルコールや薬物反応は検出されず、現時点では誰も逮捕されていないとのこと。ちなみにこの時、フェラーリにはジャスティンは乗っておらず、彼の友人であるラッパーのリル・トゥイストが運転していた。19歳のリル・トゥイストはこの数週間ジャスティンとパーティーをしており、大みそかも法的にアルコールが飲めるメキシコで一緒に祝福。この日もジャスティンが滞在しているビバリーヒルズのフォーシーズンズ・ホテルを訪れ、フェラーリを借りて町に繰り出したのだった。リル・トゥイストはパパラッチがはねられた事故現場を見ていなかったそうだが、哀悼の意を表している。ジャスティンも同日、「この悲劇が、セレブリティ、警察官、たまたま居合わせた見物人、そしてフォトグラファー自身の命や安全を守る意味のある法律を作るきっかけになることを祈る」という声明を出した。
今回のパパラッチ死亡事故に、自身も標的にされているマイリー・サイラスはいち早く反応。元旦一発目のツイートとしてTwitterに「このパパラッチ/JB事故が2013年にチェンジをもたらしてくれることを願うわ。パパラッチは本当に危険なの! ダイアナ妃の事故が、人々の目を覚ましてくれたんじゃなかったの?」と書き込んだ。彼女は続けて「ジャスティンの名前を出したりして彼のせいにするのはフェアじゃない。今回のことは当然の成り行きだったのよ! 小さい頃、ママに『道路で遊んじゃダメよ』って言われてたでしょ」「パパラッチのバカなやり方によって引き起こされるカオスの中で、安全に行動するのは不可能に近いのよ」とツイート。つぶやきは4万回近くリツイートされ「パパラッチは本当にクズ」「人が死んでいるのにひどい!」と賛否両論を巻き起こした。
パパラッチの行き過ぎた行為が招いた不幸な事故として、人々の記憶からすぐに消え去りそうなニュースであったが、翌2日「TMZ」が「クリスはジャスティンの大麻吸引スクープを手に入れようとして強引な追いかけをしていた」という説を報道し、空気は一転。実はジャスティンにはこれまで何度か大麻常習の疑惑がウワサされており、先月23日にも米紙「ニューヨーク・デイリー・ニュース」が「ジャスティンは1日中大麻を吸い、人をあごで使う、とんでもないワガママ王子だ」と伝えたばかりだった。
「TMZ」はパパラッチ、クリス・グェルラが事故死する直前の午後5時16分に彼と話したという親しい友人の、「その日の午前中に、クリスはジャスティンが大麻を吸引しながら愛車のフェラーリを走らせている姿を目撃したと言っていた。彼はウソをつくような奴じゃないから、本当に見たのだと思う。スクープになると大興奮していたんだ」という証言を紹介。ジャスティンは恋人のセレーナ・ゴメスとメキシコのリゾートで年末年始を過ごすといわれてきたが、クリスはビバリーヒルズのフォーシーズンズ・ホテルの駐車場に2人の車があることを確認したそうで、ジャスティンが大麻を吸引しながら運転している姿も見た、と主張。「オレ、見たんだ。すげぇラッキーだよな」としゃべりまくっていたという。電話は「ジャスティンの車が動いた。追う」という言葉を最後に切られ、その後、間もなくしてクリスは事故死してしまったそうだ。
友人は、ジャスティンのこれまでの無謀運転についても言及しており、スーパーアイドルという身でありながら、はちゃめちゃな運転や大麻吸引というネタを提供するジャスティンにも少しは非があるだろうという意見を述べた。また、マイリーのツイートについても、「彼女はクリスチャンだというが、私が知っているよいクリスチャンは、殺された人間に石を投げつけることなどしない」とコメント。この友人のコメントに対し、親友を亡くしたばかりで仕方がないとはいえ、日ごろパパラッチに執拗に追い掛け回されているジャスティンに責任をなすりつけるのはお門違いだ、マイリーの宗教心を引き合いに出して批難するのも違うのではという声が上がっている。
一方で、ジャスティンに近い消息筋も「クリスはこれまでチャンスあらばジャスティンをしつこく追い掛け回していた、ストーカーのようなパパラッチだった。ジャスティンは、クリスから嫌がらせもたくさん受けていた」と「TMZ」に情報提供を開始。大麻吸引もクリスのウソだと主張。ジャスティンが1日にホテルを出たのはハリウッドにあるロスコズ・チキンアンドワッフルズで昼食をとった時だけであり、その際、大麻を吸うことなど断じてなかったと述べた。
また、この消息筋はセレーナの車がホテルに止められていたというのも真っ赤なウソだと断言。なぜならば、ジャスティンとセレーナは年末年始を過ごそうと一緒に訪れたメキシコで大げんかをしてしまい、30日に別れたから。セレーナは当日にメキシコを離れ、ジャスティンは翌31日にLAへ戻り、新年は別々に迎えたという。ちなみに2人は30日に破局して以来、口をきいていないほど険悪な仲になっているとのことだ。
ジャスティンはクリスに対して良い印象を持っていないが、家族のことを考え、言いたいことを言わずにグッと我慢していると消息筋は明かしているが、セレーナとの破局をベラベラ話すこの消息筋の言葉に果たして信憑性があるのかどうか、微妙だという声も上がっている。
フリーランスのパパラッチが撮影するセレブの日常は、ワンショット200ドル(約1万7,500円)程度で取引されるという。大物セレブの“使える”ショットはウェブでは2万ドル(約175万円)、テレビでは5万ドル(約438万円)、雑誌では10万ドル(約877万円)で買い取ってもらえるそうで、世間を騒がすスクープ写真には世界各国のメディアやタブロイドが殺到するため、億円単位での儲けを得ることができるという。
クリスは、本当にジャスティンが大麻を吸いながらフェラーリを運転するところを見たのだろうか。パパラッチとのトラブルが絶えないジャスティンは、今回の件について新たな発言をするのだろうか。また、今回の死亡事故を受けて、パパラッチの行きすぎた追っかけはヒートダウンするのだろうか。続報から目が離せそうにない。