愛が歪んだ形に!

睾丸に報酬まで! J・ビーバーの殺害・去勢未遂事件の詳細

2012/12/19 17:30
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とった睾丸はどうするつもりだったの?

 先週全米で大々的に報じられた「ジャスティン・ビーバー殺害・去勢未遂事件」。世界のスーパースター・ジャスティンを、服役中の強姦殺人犯が2人の男に「殺してキンタマを取れ」と命じたというもので、実行される前に逮捕されたこともあり、「なんともマヌケな事件」として伝えられた。しかし、捜査が進むにつれ、その恐るべき計画が明らかに。殺人に対する謝礼金とは別に、睾丸1個につき2,500ドル(約21万円)の報酬がかけられていたことも判明し、ファンを震え上がらせている。

 先週、41歳になるマーク・スタークと23歳になるタナー・ルエインという2人の男性が、それぞれバーモント州とニューヨーク州で逮捕された。容疑は殺人計画を企てたこと。殺すターゲットの中にジャスティン・ビーバーの名もあり、たちまち全米に報じられることになった。2人はとある男に命じられたと供述したのだが、主犯の男は警察に追われることはなかった。すでに服役中だったからである。


 主犯者の名前はダナ・マーティン、45歳。2000年にバーモント州バレで15歳のディアンドラ・フィオルッチに対する強姦殺人罪で終身刑の判決を受け、ニューメキシコ州南部にあるラスクルーセスの刑務所に服役している。同刑務所には、ニューメキシコ州が地元のマークが頻繁に入出所しており、2人はここで知り合ったとのこと。マークは90年代初めから軽犯罪を繰り返しているチンピラで、11月に保護観察付きで釈放されたばかりだった。

 ダナはマークに、「オレは、ニューヨークのチャイニーズギャングの上層部とつながりを持っている」と打ち明けた上で、「4人、殺してほしい奴がいる」と話を持ちかけた。「この殺人計画はギャングも認可しており、やり遂げればギャングの中で高い地位を与えてくれることになっている」とも言い、報酬額を提示し、マークをその気にさせたという。ダナは多くのタトゥーを彫っていたのだが、中国語の文字や、虎や辰の絵、漢数字で98-99と入れていたため、マークはチャイニーズギャングとコネがあるというウソをあっさり信じたそうだ。

 ダナは、「実はオレは大金を持っている。(バーモントの歴史ある邸宅)ロテリー・ヒル・ハウスは代々オレの家族が住んできた。すべての殺人を遂行した後は、しばらくそこに隠れていろ」とも命じたとのこと。ニューヨーク市警はマークの所持品の中に、ダナが手書きしたロテリー・ヒル・ハウスへの地図や見取り図などが含まれていたことを発表している。


 ちなみに報酬額は、現金7万ドル(約590万円)に、フェラーリとハーレーダビッドソン。4人のターゲットは殺害した後、全員去勢するように命じられたとのことで、睾丸1個につき2,500ドル払うと言われたことも供述している。

 ダナの殺人依頼を引き受けたマークは、11月に釈放された後、甥のタナーに「殺しはオレがするから、去勢はお前がしろ」と誘った。2人は、まずバーモント州に住むダナの知人2人を殺害しようと車を走らせたのだが、標識を無視したため、警察官に止められてしまった。前科の多いマークは拘束されたが、タナーはおとがめなしで解放。びびったタナーはニューヨークに逃げたのだが、警察は彼にも目を付けて、電話の会話などを盗聴。ダナが絡んでいたことが明らかになったのだった。

 タナーはニューヨークにたどり着いた後、ダナに電話をしたのだが、ターゲットを殺害することを「犬を引き取る」、第二のターゲットの家を「グランド・ゼロ」など、事前に決めていた隠語を使っていたとのこと。警察は、この殺人計画が綿密に練られていたものであると見ており、決して「マヌケな事件」ではなかったとしている。また、警察に逮捕された時、タナーは殺人に使う凶器と去勢する際に使う剪定ばさみを所持していたということも発表されている。

 タナーが逮捕されたことを受け、マークは、「最初の2人はペイズリーのネクタイで絞め殺せと命じられた」など、ダナから指示された通りに動いただけと供述。「最初の2人を殺して去勢した直後、ニューヨークへ向かい、ジャスティン・ビーバーと彼のボディーガードを殺害するつもりだった」と明かした。

 なお、ジャスティンがターゲットにされた理由は、逆恨みからくるものだったとのこと。ダナは脚にジャスティンのタトゥーを入れているほどのファンだったのだが、何度か連絡をしてみようと刑務所から試みたものの、実際にコンタクトを取ることができず、「バカにされた」「どうせオレは刑務所の中でも名のない奴だ」と激怒。愛が憎しみに変わってしまったのだそうだ。


 殺人計画が失敗に終わり、ひどく失望しているというダナ。殺人計画を命じたことも認め、すっかり観念しているという。しかし、世間は事件の全貌が明らかになるにつれ、決して無謀な計画ではなかったことを知り、震え上がっている。

 ジャスティンのスポークスマンは、米芸能サイト「Hollyscoop」に対して、「ジャスティンと彼のファンを危険な目にさらさないため、我々は念入りに措置を取っている」との声明を発表しているが、内心、かなり動揺しているのではないかと伝えられている。

最終更新:2012/12/19 17:42
『こういう男とつきあってはいけない』
足に自分の顔を彫る男!