たむらけんじ、芸歴20周年LIVEでつかんだ「政治家転身」への手応え
獅子舞踊りと「ちゃ~」というギャグで知られる、お笑い芸人・たむらけんじ。以前から、政治家転身のうわさがささやかれているたむら(既報)が、今年行われる参議院選挙への出馬に向けて、水面下ですでに動きだしているという情報をキャッチした。「浮動票に強い候補者を目指している」といわれる、たむらの政治家転身のもくろみとは――。
近年は、芸人としてよりも、「炭火焼肉たむら」を複数店舗経営するなど、どちらかといえば実業家としての活躍が知られるたむら。ところがその実、最近では、経営悪化に苦しんでいるのだという。
「焼肉屋の売り上げは落ちているようです。一番の影響は、予想以上に食い逃げの被害に遭っていること。また、『使っている食材が、それほどいいモノではない』といううわさが広まってしまったことも大きい。世間では、芸人としての露出が減ったと思われているかもしれませんが、関西では、コメンテーターやロケ番組のリポーターなど、数多くのレギュラー番組を持っており、収入は相当あるようです」(バラエティ制作スタッフ)
芸能界、経済界にも、ある程度人脈を持つたむら。これまでにも政界進出の話が浮上したこともあり、最近では、「石原慎太郎と橋下徹率いる『日本維新の会』から、衆院選出馬という情報が流れた」(全国紙政治部デスク)という。そして、現時点で、たむらが「視野に入れている」といわれているのが、今年行われる参議院選挙だ。昨年10月に行われたあるイベントをきっかけに、たむらは出馬の意志を強くしたのだという。
「たむらが、政治家転身を本気で考えだしたと表立っていわれるようになったのが、昨年10月に兵庫県淡路島で開催された『TKF大祭り たむらけんじ芸歴20周年LIVE』からでした。たむらは、自身の人脈をフル活用し、芸人では同期のほか、明石家さんまなどの大物もイベントに呼んだそうです。肝心の集客ですが、当初はチケットの売れ行きがよくなく、最後は自ら、関西、東海、四国、中国の各都市の飲食店に飛び込んでチケットを売りさばき、最終的には2日間で計2万3,000人を集めました。実はたむらは、今回のイベントの集客について、『もし出馬した際、若い世代の浮動票をどれだけ確保できるのか』を想定して動いていたんだとか。2万3,000人という数字には、ある程度の手ごたえをつかんだようです」(同)
常々、芸人仲間には、実業家、政治家転身をにおわすジョークを言っていたというたむら。「浮動票をつかめる候補者」として、参院選の新人目玉候補に名乗り出る可能性は十分ありそうだ。