『紅白』出場11回目! 和田アキ子に愛されたaikoは、NHKの安牌か
いよいよ間近に迫った2012年の『紅白歌合戦』(NHK)。「今年もいろいろあったわ~」なんて、酒でも飲みながら、だらだらと『紅白』鑑賞をしようと思っているあなたに、サイゾーウーマンが『紅白』ウラ情報をお届け★ 音楽業界人がこっそり教えてくれた出場者の小話で、『紅白』がもっと面白くなっちゃうかも!
【紅組編】
■「オタク男子にもビンビン響く」aiko
「ルックスに賛否あるかもしれませんが、小さくて愛嬌のあるaikoが、等身大の女の子を歌うというのは、『オタク男子にもビンビン響く』と業界でも一目置かれた存在なんです。特に、初期の『花火』『カブトムシ』の評価はものすごく高いし、パワフルな声量でピッチ(音感)もいい、と。まぁ、ある意味、完成されたシンガーとして認識されていますよ。あと、『紅白』初登場当時から、なぜか和田アキ子が、いろんなメディアで『aikoはいい』と発言するなど、熱烈に支持しているんです(笑)。今回、『紅白』出場も11回目ということですが、aikoの作風は一貫していて変化には乏しいので、もう面白味はないという見方も強い。でも、その変わらなさが、NHK的には安牌として、キャスティングされやすくなっているのでは」
“アッコよろしく”『紅白』のボスになるのも夢じゃないね!
■実は最も稼ぎまくっている、いきものがかり
「スタジアム級でのライブチケットが即完売するのですから、CDの売り上げだけにとどまらず、グッズ販売なども合わせて、現在のJ-POPシーンで一番大きくビジネス展開しているアーティストといわれています。昨年の朝ドラ『ゲゲゲの女房』の主題歌、今年のNHKでのオリンピック・テーマソングと、ここ2年間、まさにNHKを舞台に王道を歩んだアーティストでしょう。aikoとの共通項の個性的なルックスで、パワフルなシンガーというのも、NHK的には好感度が高いと思われます。しかし、バラードベスト『バラー丼』のリリースは業界的に衝撃が走りましたね。『もうそう長くはない』と思わないと、彼らのキモでもあるバラードに特化したベスト盤は出さないですね、普通」
“普通そう”に見える女の方が、実はガッポガッポ稼いでんのよ
■ドンパワーでAKB48と別枠出場できた(?)SKE48
「AKB48がブレイクし始めた頃から、全体的なビジュアルのポテンシャルはSKE48の方が高いと一部の業界人の間では評判でした。しかし、AKB48がこうして爆発的なまでに人気が出てしまって、逆にSKE48は、NMB48やHKT48と合わせて、ちょっと置いていかれた感もあります。こういうグループ体系の場合、『一緒に上がっていく』流れには、ならないものなんですよね。SKE48にももちろん、素質の高いメンバー・松井珠理奈と松井玲奈がいるのですが、結局、AKB48と掛け持ち状態。その中で、SKE48がAKB48とは別枠で『紅白』に出場できたのは、平野綾や畑野ひろ子らも所属している、芸能界のドンの御子息の事務所に松井玲奈が所属になったからなのでは、との見方もあります」
あまりに人が多すぎて、AKBは「湧いてる」って感じ!
■また「夜桜お七」を歌わざる得ない坂本冬美
「演歌・歌謡曲系の歌手にとって、『紅白』出場は生命線です。なぜなら、彼らにとって命綱である地方営業の価格が、『紅白』に出ているかいないかで、大きく左右されるから。冬美さんの演目は、今年もまた『夜桜お七』ですか。本人としては、新しい曲を披露したいというのが本音だと思います。しかしそれで、翌年の営業価格、本数を減らしてしまっては、自分で自分の首を絞めることになりますからね。そろそろ『また君に恋してる』クラスのヒットが、ほしいところでしょうね」
さゆり姐さんも「津軽海峡・冬景色」と「天城越え」の2曲で6年回してる
■再結成の“本心”に注目が集まるプリンセスプリンセス
「チャリティー名義のイベント、コンサートに関して、業界からは『実際のところはどうなの? やっぱりお金がないの?』という声も聞こえてきますが、最近は収支をある程度ガラス張りにしておかないと、簡単にチャリティーの名をかたった嘘がバレますからね。コンサート収益やその場の物販で、本人たちが大きく利益を得ることはないと思います。しかし、『紅白』にまで出演するほどの話題性ですから、旧譜が売れたり、放送で曲がかかったり、カラオケで歌われたりと、今までよりははるかに臨時収入があったでしょうね。きっと岸谷家の家計も潤ったはずです」
16年後のプリンセスたちを、この目でしかと見届けるわ!