ヤリマン卒業を決意し、セフレと縁断ち……2012年ヤリマン活動を総括
メリークリスマス! クリスマスは、ヤリマンにとって最も厄介なイベントです。いかに気心知れたセックスフレンド同士でも、クリスマスに会ってセックスするのは違う気がするもの。聖夜が性夜になってしまいますからね。そのため、クリスマスは「おひとりさまで自宅待機」という過ごし方を余儀なくされるわけです。
ひとり自宅でボーッとしていてもつまらないので、今年1年の私のヤリマン活動を振り返ってみることにしました。少し早いですが、「ヤリマンゆく年くる年」です。どうぞ、お付き合いくださいませ。
■ヤリマン、年明け早々膀胱炎になる
1月8日のことでございます。この日は、横浜市内にあるゲイ映画館に、ゲイ映画の鑑賞に行っておりました。ゲイ映画館って、お察しのとおり普段は女人禁制。しかしこの日は、新作ゲイ映画の舞台挨拶が催されるとのことで、女人も入場可能だったんです。初めて見るゲイ映画を存分に満喫し、終演後は横浜で浴びるほど飲み、自宅のあるW駅に帰ってきたのは24時過ぎでした。10分ほど歩いて自宅に到着し、ドアノブに手をかけようとしたその時です。
「おねえさん、ドライブしませんか?」
道路からお声をかけていただきました(笑)。まさか、自宅敷地内でナンパされるとは! 正月早々縁起が良すぎます。二つ返事でOKし、近くに停めているという彼のクルマに乗り込んだのですが……
「横浜あたりまで走ろうか?」
げっ、今から横浜? ついさっき横浜から帰ってきたばかりだというのに、再度横浜に行くのもアホらしい気がします(筆者宅は埼玉なので、横浜までは遠いのです)。そもそも、横浜まで行っておそらくどこかのラブホに入ることになるのでしょうから、だったら今ここでやっても同じこと! というわけで、「ドライブよりも、うちでセックスしよう!」と提案いたしました。
シャワーも浴びずに即・対戦の運びとなったのですが、やはりご新規男性との対戦は冒険要素が強いですね。前戯の際、いきなりアナルに人さし指をねじ込まれたのです。ゲイ映画鑑賞直後でこんなことを言うのもなんですが、私は後ろの穴よりも前の穴派!
「ごめん、お尻はダメなんだ」
私の言葉に、彼はすぐに指を抜いてくれましたが、その指をすぐさま前の穴に……!
(雑菌、大丈夫かしら……)
イヤな予感は的中し、数日後モーレツな残尿感に襲われ、泌尿器科の門を叩くこととなりました。膀胱炎でした。
【教訓:後ろの穴に挿れた指を、すぐ前の穴に挿れてはいけない!】
■ヤリマン、能率の良いデートコースを発見する
3度のメシよりビールが好きな呑んべえヤリマンにとって、最大のネックは飲酒後のセックスで真の実力が出せないこと! そういえば昨年の元旦に、「お紅茶とケーキからセックスに持ち込めるようになる!」という目標を掲げましたが、いまだ達成ならず。ならば、酒とセックスの順番を逆にすれば一件落着! ということに気付けたのが、今年の収穫です。
つまり、待ち合わせるなり、即ラブホへGO! ノンアルコール状態なので、自分だけでなく、相手男性も実力の全てを出し切ることができます。飲み食いする前なので、尿意に襲われることもなければ、ポッコリお腹を気にする必要もありません。
そしてセックス後に飲み屋へ。飲み屋は、2人連れの男女がぼちぼちラブホに向かう時間帯なので、どの店も空いていて、ゆったりと酒を楽しむことができます。カラダを動かした後のビールは格別ですよ!
2~3時間飲んだ後、終電で解散できるのもメリットですね。恋人でもない者同士が朝まで同じベッドで眠るよりも、各々自宅に戻った方が安眠できます。
【教訓:アルコールはセックスのあとで】
■ヤリマンを卒業しようとするがムダだった
今年は、3年ぶりに彼氏ができまして、「いよいよ私も年貢の納め時か」と、潔くヤリマン引退を決意! 複数名いるセフレの連絡先を全て消去し、電話番号もアドレスも変え、キャンディーズの如く普通の女の子(もとい普通の熟女)に戻ろうとしたのが10月上旬のことでした。しかし、1カ月たらずで自然消滅。消してしまったセフレの電話番号を取り戻すべく、わざわざ携帯電話会社に手数料を払って通話明細を取り寄せるという面倒を起こしてしまいました。
【教訓:早まってセフレの連絡先を消去してはならない】
それでは皆様、素敵なクリスマスをお過ごしくださいませ。来年も、【ヤリマン肯定主義】をよろしくお願いいたします。
菊池美佳子(きくち・みかこ)
21歳で処女のままキャバ嬢デビュー。その後、数々のナイトワークとオトコのカラダを渡り歩き、ハケンOLを経てヤリマンライターへ転身。
ブログ「マンゴージュースと黒あわび」