サイゾーウーマン海外人気歌手の死亡に麻薬組織の影 海外 実弟も銃撃された過去が! ジェニー・リベラの飛行機墜落事故、メキシコ麻薬組織が関与か? 2012/12/14 16:00 セレブジェニー・リベラ 亡くなったジェニー・リベラ 9日、小型飛行機の墜落事故で亡くなったと報じられた、歌手のジェニー・リベラ。メキシコ当局は「生存者はいない」と発表し、悲惨な墜落現場写真もリークしたのだが、彼女の家族は「生きていると信じている」と望みを捨てていない。一方で、この事件には同国の麻薬組織が関与しているのではないか、と見る向きも少なくない。 日本では知名度の低いジェニーだが、メキシコをはじめとするラテン・アメリカ諸国では押しも押されぬスーパースター。アルバム総売り上げは1,500万枚以上、2003年、08年、10年とラテン・グラミー賞にノミネートされており、10年には女性バンダ歌手として初めて、ロサンゼルスのノキア・シアターでの公演を連日完売させるという記録を作った。音楽界だけでなくテレビ界でも活躍しており、長女と共に司会を務めた『Jenni Rivera Presents:Chiquis & Raq-C』や、『I Love Jenni』『Chiquis n Control』などの番組をプロデュース。コスメや香水、ジーンズのプロデュースも手掛けるなど、幅広い分野で活動するマルチ・ウーマンだった。先日、ハリウッドの事務所と契約を結んだばかりで、米3大ネットワークABCでコメディ番組をプロデュースする交渉が進んでいたとも報道されている。このままいけば、数年後にはアメリカを代表するスターになっていただろうと伝えられている。 そんなジェニーが搭乗した小型飛行機が消息を絶ったのは、9日午前3時半ごろ。8日の夜にメキシコ・モンテレイでの公演を終えたジェニーは、『La Voz … México』に出演するため、お付きの者5人と共にメヒコ州トルーカに向かっていた。その後の捜索で、飛行機の残骸が発見。事故原因は不明だが、地上8,500mから時速965kmで真っ逆さまに墜落したとみられている。事故現場の写真も流出したが、生存者がいないのは誰の目から見ても明らかであり、米国家運輸安全委員会は10日、メキシコ当局から「『9日にメキシコ北部に墜落した飛行機事故でジェニー・リベラが亡くなった』との報告を受けた」と発表した。 しかし、ジェニーの家族は「あきらめるのは早い」と発言。4人の兄弟たちは口々に「姉の遺体はまだ発見されていない。発見されるまで生死は分からない」「姉は生きている! 姉の遺体をこの目で見るまで、生きていると言い続ける。まだ何も確認されていない」とコメントした。 ジェニーの11歳になる末っ子のジョニー・エンジェル・ロペスは、とある霊能者がFacebookに「ジェニー・リベラはまだ生きている。ジェニーとメイクアップ・アーティストの女性の2人が助かっている。墜落現場から19キロ離れたところにいる」「川の近くの峡谷に隠れている」と書き込んだのを見つけ、「ボクのママは生きている! 望みを失いかけていたけど、取り戻したよ。ママは死んでなんかいない」と「#savejenni」というハッシュタグをつけてツイート。この霊能者の情報を頼りに、家族はヘリコプターを飛ばし、捜索することを決定した。 実は、家族は、この墜落事故はただの事故ではないと思っている。ファンの多くも、この事故はメキシコの麻薬組織(カルテル)が仕組んだことであると思っている。2006年以来、多くのメキシコ人ミュージシャンが組織により殺害されており、ジェニーも2年前に「次に死ぬのはお前だ」というTwitterのメッセージを、カルテルとリンクしたアカウントから受け取っているからだ。 それだけではない。事故を起こした小型飛行機は、麻薬組織・ティフアナとつながりのあった男からの“プレゼント”だった。パイロットが78歳と高齢だったことも、疑問視されている。財布に入っていたはずのジェニーの運転免許証だけがはっきりとした形で発見されたのも、「ジェニーを誘拐した麻薬組織による、彼女が死んだと思わせるための細工ではないのか」とささやかれているのだ。 ジェニーの弟ルピロ・リベラもメキシコで名が知られるポップ歌手であり、10年にはグラミー賞最優秀バンダアルバム賞を獲得。彼は、06年にメキシコのグアダラハラで乗っていたSUVが銃撃を受け、九死に一生を得たことがある。この事件も、組織により仕組まれたものだとされている。 ジェニーになりすましTwitterアカウントを開いて「私は生きている。助けて」というツイートをする者が現れたり、事故現場から遺体の一部を含む被害者の私物を盗んだとして、メキシコの警察官2人が逮捕されるなど、嫌な展開を見せている今回の飛行機事故。 最新情報ではジェニーの遺体が確認され、遺族に引き渡されたとのこと。ジェニーの広報担当者と副操縦士も発見されたとのことだが、どのようにして本人だと確認したのかは、明かされていない。最愛のジェニーを失った家族の苦しみは、まだまだ続きそうである。 最終更新:2012/12/14 16:52 Amazon 『メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか』 陽気というイメージも今は昔 関連記事 『ザ・カリスマ ドッグトレーナー』のC・ミラン、愛犬を亡くして自殺未遂!?ジェニファー・ロペスが不況のあおりでアパレル業界から撤退!?アメリカのヒスパニック社会が生み出した、『アグリー・ベティ』という動き人気子役の“汚物発言”、宗教グループのリーダーによる洗脳か?『セサミストリート』エルモの“中の人”、同性愛の3人目の被害者が登場 次の記事 フジの大殺界を表す3番組とは >