ブリトニーのあり得ないウィッグをめぐり、雑誌の編集部が異例の謝罪
オーディション番組『X ファクター』の新審査員として活躍中のブリトニー・スピアーズ。セレブオーラを出しながらテキパキと発言していることから、2007年の奇行騒動以来定着していたクレイジーなイメージもすっかり薄らぎ、人気は再上昇。『X ファクター』でのテレビ映りを気にし、1日600キロカロリーの超極端ダイエットに励んでいると伝えられるが、現在は、貧弱なガリ痩せなわけではなく、いかにもエクササイズで作り上げたマッチョな体でもなく、ほどよく丸みを帯びた理想的な体を手に入れた。
先日、女性向けショッピング&スタイル雑誌「Lucky」がブリトニーを特集。表紙にブリトニーが微笑む写真が掲載されたのだが、髪の生え際がかなり低い位置で、つむじも不自然な位置にあり、ウィッグをかぶっているのがバレバレ。それだけでなく写真は全体的に修整が入っており、顔も不自然で、歯も異様に真っ白。服もイヤリングやブレスレットも安っぽく見え、あまりにもひどいとTwitterで“祭り”になってしまった。
こちらがウワサの表紙
「“レジェンド”に対して、ひどい侮辱じゃないか! 彼女はこういう外見なのか? 答えはノーだ。大失敗したこのチームには、二度と同じミスを犯してもらいたくない」
「表紙の娘は一体誰なんだ? お願いだから、本物のブリトニーでやり直してくれ」
「なぜこんなにもひどいウィッグを、ブリトニー・スピアーズにつけたんだ? 怠惰でプロ意識に欠ける行為だ。彼女の自然なヘアーじゃダメな理由は何なんだ」
「『Lucky』の表紙の女性が、本物のブリトニー・スピアーズですって? ドラァグクイーン版みたいね」
「『Lucky』の表紙はひどすぎる。ブリトニー・スピアーズは本当に撮影に来たのか? 誰かに彼女の顔をハメこんだコラじゃないのか」
Twitterの公式アカウントにハッシュタグを付けられ、このように次々とバッシング攻撃された「Lucky」は、やり玉に挙げられるとは夢にも思っていなかったようで、26日、「弊誌の表紙に関する意見を共有してくださり、ありがとうございます。いつものように、チーム全体で真摯に受け止めます。がっかりさせてしまった方々には心よりお詫び申し上げます」という異例の謝罪ツイートを掲載した。
しかし、同誌の特集インタビューはなかなか興味深い内容となっており好評である。ブリトニーは毎日何をしているのかと問われ、「運動ね。水泳とかするわ。子どもとも遊ぶし、料理もするし、庭仕事もする。四目並べやすごろくをしたり。昨夜は『The Night Pirates』を読み聞かせしてあげたのよ」と語ったり、「シャンプーはパンテーン PRO-Vを使っている。洗顔はクレアラシルよ」と庶民派なことをアピール。一方で、「ジェニファー・ロペスは正統派美人よね。サラ・ジェシカ・パーカーの、明るくファンキーで若々しいルックスも好き」と、年上の大物スターたちについても意見を述べた。
また、「息子たちは『X ファクター』の撮影に行くという意味を、彼らなりに理解しているみたい。“マミーはスーパーヒーローになりに行くんだ”って言ってるの。家に帰るとマミーに戻るけど、番組に出る時はスーパーヒーローなんですって」という微笑ましいエピソードも紹介している。
ブリトニーは現在、元マネジャーとの訴訟裁判が泥沼化しており、連日のように過去の嫌な話を掘り返されている。今回の特集記事は、この裁判騒動をカバーすることができるほど良い内容だっただけに、期待を大きく裏切るひどいウィッグ写真を、ファンは許すことができなかったのだろう。
ヒモ男につかまっても、ノーパンで泥酔しても、メルトダウンして奇行に走っても、ブリトニーにはずっと献身的なファンがついており、彼女を支えてきた。最近の雑誌は、当然のようにセレブの写真を修整するが、やりすぎは逆にファンを怒らせる結果になると、身に染みてわかったのではないだろうか。