サイゾーウーマン海外米オーディション番組のスター再生力 海外 コメントに人柄が出るから? ブリトニーが『X ファクター』に!? 米オーディション番組の恐るべきスター再生力 2012/03/13 11:45 セレブブリトニー・スピアーズジェニファー・ロペスクリスティーナ・アギレラスティーヴン・タイラー 「ワタシ、ヤル気マンマンデース」 お騒がせセレブから脱却中のブリトニー・スピアーズが、アメリカで人気の大型オーディション番組『X ファクター』の審査員に就任する可能性が高いと報じられている。MTVの賞を獲得したり、新作アルバムの売り上げが女性アーティストとして過去最高の売り上げを記録するなど、完全復活したと言われているブリトニーだが、実際にはあと一歩といったところ。「オーディション番組に審査員として出ると再ブレイクできる」という米テレビ界のジンクスに乗っかり、文句なしの完全復活を狙っているようである。 昨年リリースしたアルバム『ファム・ファタール』は初登場1位を記録し、年末には奇行から立ち直らせてくれたジェイソン・トラウィックと婚約し、公私ともに好調なブリトニー。しかし、完全なイメージアップは出来ておらず、人気ドラマにゲスト出演したいとTwitterでアピールするなど、試行錯誤している。 アメリカ版『X ファクター』は、今年1月に終了したシーズン1で、女性審査員のとポーラ・アブドゥルとニコール・シャージンガーが降板することが決定。誰が新審査員になるのか注目が集まっている。 米業界紙「The Hollywood Reporter」によると、ブリトニーの婚約者でマネジメントも務めるジェイソンは、現在、彼女を『X ファクター』出演にさせる交渉を行っており、早ければ来週中に契約が結ばれるとのこと。ブリトニーはソニーミュージック系のレコード会社と契約しているが、『X ファクター』出場者も原則ソニーミュージックとレコード契約を結ぶことになっており、ビジネスの面でも彼女以上の適任者はいないと報じられている。 もし、ブリトニーが『X ファクター』の審査員を務めることになったら、ケヴィン・フェダーラインと結婚する前の絶頂期に近い人気が出るだろう見られている。なぜなら、ジェニファー・ロペスやクリスティーナ・アギレラらも、オーディション番組の審査員になったことで、見事再ブレイクしているからである。 ジェニファー・ハドソンやアダム・ランバートら大物スターを輩出している国民的オーディション番組『アメリカン・アイドル』の審査員を、昨年1月から務めているジェニファー・ロペスはこの番組で再ブレイクを果たした。 ジェニファーはマーク・アンソニーと3度目の結婚をした2004年ごろから人気が下り坂に。妊娠・出産で母親モードになったこと、最初の夫が持つ暴露テープをめぐり裁判沙汰になっていたことなども重なり、以前のようなきらびやかさはすっかり失ってしまったように見受けられた。しかし『アメリカン・アイドル』シーズン10の審査員に就任してからというもの、人気は一気に再上昇。番組を楽しみに見ているお年寄りや若者たちは、かすかにラテン訛りのある舌ったらずな声で出場者を褒めるジェニファーの虜になった。的確なアドバイスを与えたり、脱落者へ慰めの言葉をかけるなど、番組で垣間見せる性格に惚れて新たにファンになったという人も少なくない。『アメリカン・アイドル』のおかげで、ジェニファーは「セクシーで美しくちょっとお高くとまった贅沢大好きセレブ」から「セクシーで美しいのに気さくでフレンドリーなセレブ」に、見事イメージチェンジしたのである。 それだけではない。ジェニファーは1年間で1,200万ドル(約9億8,000万円)という契約金を得ているだけでなく、番組内で新曲や新作アルバムをプロモートする約束も取り付けており、歌手としての売り上げも大幅アップしているのである。番組でPVをプレミア放送した新作アルバム『Love?』からのファーストシングル「On the Floor」は、iTunesチャートNo.1となり、8年ぶりに全米チャート・トップ10入りしている。 自信をつけたジェニファーは、昨夏に7年間連れ添ったマークとの離婚を発表。直前に放送された『アメリカン・アイドル』では夫婦揃ってパフォーマンスをしたほか、情熱的なキスまで披露していたため、世間に大きな衝撃を与えた。しかし、これまた番組効果なのか彼女を非難する声はなく、18歳年下の若手ダンサーと付き合い始めた時も好意的に報じられた。最新情報によると、この恋人に毎週1万ドル(約82万円)の小遣いをあげているそうだが、それでさえも「かわいそうに」と同情的に見られている。 ジェニファーと同じく、『アメリカン・アイドル』シーズン10から審査員入りした長寿バンド「エアロスミス」のヴォーカリスト、スティーヴン・タイラーも、この番組で、すっかり「いい人」へとイメチェンしている。それまでゴシップ誌に「アル中のジャンキーで、いい年してバンド内でケンカするわ、ステージから落ちるわ」と悪く書かれていたのだが、「ユーモア溢れる個性的なカリスマ・ロッカー」として見られるようになったのだ。番組のおかげで、バンドのCDなどの売り上げセールスは250%以上も上昇。新曲の売り上げも上々で、莫大な契約金も合わせると相当な額を稼いでいると見られている。昨年末に大きなダイヤの婚約指輪を恋人に贈り、ハワイに新しい物件を購入したが、それも『アメリカン・アイドル』のおかげだと言っても過言ではないだろう。 その『アメリカン・アイドル』に対抗する形でNBCが制作した新感覚オーディション番組『The Voice』には、ボロボロな状態であったクリスティーナ・アギレラが審査員入りし、短期間で見事な巻き返しに成功している。 クリスティーナは、2010年10月に作曲家のジョーダン・ブラッドマンと離婚することを発表してからというもの失態を繰り返していた。新恋人と酒を飲みヒンシュクを買うような行動をとったり、アメリカ最大のスポーツイベント、スーパーボウルで国歌を斉唱したときには歌詞を間違えブーイングを浴びた。その後、グラミー賞でのパフォーマンス終了時に舞台上で転倒。恋人が飲酒運転で逮捕された際には、正体不明に泥酔していたため保護されてしまった。ブリトニー同様、離婚により堕ちるところまで堕ちたと冷ややかな目で見られていたのだが、『The Voice』に出演するようになった途端、好印象を持たれるようになったのだ。この番組は、審査員はコーチングも行うため、どうしても「出場者を励まし、的確な指導を与える素晴らしい人」に見えてしまう。視聴者が惚れてしまうのも当然の結果なのである。 なお、クリスティーナは1回分の放送で、なんと22万5,000ドル(約1,850万円)のギャラを手に入れていると言われている。激太りが止まらず、一部ではバッシングされているが、これを逆手に取り「ありのままの、この体が気に入っている」と発言。女性からの大きな支持を得ている。 先日急死したホイットニー・ヒューストンも新審査員候補に名が挙がっていた『X ファクター』。ブリトニーがこのオーディション番組で華麗なる復活を遂げることを、多くのファンが祈っている。 『ファム・ファタール』 前夫がどれだけサゲチンだったかっていうね…… 【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでます】 ・「このボタン押したらどうなんの?」、Twitterから去るセレブが帰る場所は? ・マネジャーがtwitterで営業!? ブリトニーが超人気番組に出演が決定 ・支離滅裂なツイートが病みつきに! フォローしがいのある海外セレブとは? 最終更新:2012/03/13 11:45 次の記事 ほしのあき、絶好調の秘密 >