フジ『知りたがり!』、視聴率1%台に突入も来年3月までは継続決定!?
低視聴率による打ち切り説が飛び交っている『知りたがり!』(フジテレビ系)。同局としては『2時のホント』以来、12年ぶりに昼のワイドショーに進出したのだが、視聴者の反応は厳しいといえる現状だ。
番組開始から1カ月後には、メインキャスターの伊藤利尋アナが自動車接触事故を起こした一件もあり、マイナスイメージからスタートすることとなった同番組。さらに視聴率もガタ落ちで年内終了説も出ているが、果たして番組の今後はどうなるのだろうか。
もともと『知りたがり!』は、2010年3月より、平日朝9時55分~11時30分までの枠で放送され、平均視聴率5%前後を推移していた。そして今年4月からは平日14:00開始枠に移動し、続投した伊藤アナのほかに、元NHKの住吉美紀アナ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳を加えてリニューアルしたのだ。
『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)に殴り込みをかける形で始まった同番組。しかし、地域によって差があるものの、6~9%前後の視聴率を獲得している『ミヤネ屋』に対し、同番組は2~3%台をウロウロしている状況で、1%台を記録する日も。ある日の視聴率では、次の時間帯に再放送されていた『ロングバケーション』になると数字が上がったということもあり、制作側からすれば頭の痛い話だろう。
打ち切り報道が相次いだ9月上旬、Twitterで番組の存続について質問された淳は「ただただ頑張るのみです…」「僕はどうなるのかわかりませんが、変わらずみんなに楽しんで頂ける番組作りを心がけます!」と、報道に関してコメントしたことも話題となった。
しかし、主婦層がメインターゲットとなる時間帯にもかかわらず、日本PTA全国協議会が発表する「子どもに見せたくない番組」で9年連続1位になった『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)のイメージが強い淳をレギュラーに起用したことも、視聴者の支持を集められない要因ではないかと指摘する声が上がっている。
「もともと、淳は金曜日のみの出演でしたが、売れっ子だけに全曜日に出演するよう吉本興業側と調整するのは、けっこう大変でした。結果的に淳は、主婦層に受け入れられなかったといえますが、吉本の手前、今さら辞めさせるわけにもいかないんです」(テレビ局関係者)
気になる番組の今後について、前出の関係者によれば、「来年の3月までは継続することがほぼ決定している」という。上層部は現場スタッフに「企画をテコ入れしろ」と指示を出しているといい、実際に10月からはスタジオセットや番組内のコーナーが変更されている。
また、『知りたがり』の代わりに、9時55分~11時30分枠で始まった『ノンストップ!』も、視聴率は2~3%台と低迷しており、裏番組の『若大将のゆうゆう散歩』(テレビ朝日系)に倍以上の差をつけられる日も少なくない。踏んだり蹴ったりの状態といえるフジの情報番組だが、今後のテコ入れ次第で回復の兆しは見えるのだろうか?