「東スポが噛んでる可能性も」ニセ板野騒動、芸能界デビューへの布石?
21日、都内で行われた『第25回東京国際映画祭(TIFF)』において、AKB48を卒業した前田敦子“初の公の場”が霞んでしまう事件が発生した。記者席に板野友美の「そっくりさん」が現れ、取材に訪れたメディア関係者が騒然としたのだ。
さらに翌日、東京スポーツはこの件を一面で報じた。それによると、「ニセ板野」の狙いは、ある媒体の「前田敦子を騙せるか?」というドッキリ企画で、国際映画祭事務局にも許可を得ずに敢行されたという。また一部メディアは板野がニセモノだと気付かず「あっちゃんをお忍び応援」とネットで報じてしまい、所属事務所からのクレームですぐさま記事を削除させられてしまった。
「板野所属のホリプロには、スポーツ紙だけでなくテレビ局からも問い合わせが相次いでしまったそう。結局すぐに本人ではないという確認は取れましたが、板野やホリプロからすればいい迷惑ですよ」(スポーツ紙記者)
さらに現場記者からは、ニセ板野と一緒にいたという男性にも非難の声が上がっている。
「この男性はスタジオカメラマンなのですが、こうした記者会見やイベントの場で度々目撃されています。一応撮影は行っていますが、いつも関係者ではない若い女性をはべらせていて、遊び感覚で現場に来ているのは明白。周りの取材陣からも評判はよくないです」(同)
東スポの記事を信じるのであれば、この男性も某媒体が企画したドッキリの参加者ということになるが、これについても疑問視されているという。
「主催者側にアポなしでドッキリなんて、普通の媒体がやるはずない。ただでさえ東スポは過去、このニセ板野が『地方のデパートにマスク姿で現れた』と一面で報じたこともある。彼女はモノマネ番組に出演したこともあるだけに、東スポは彼女のプロモーションに一枚噛んでいる可能性も考えられますね」(別の芸能ライター)
こうした東スポ犯人説もささやかれる中、国際映画祭は完全にダシに使われてしまったことになる。事務局に話を聞くと、「その女性はライターの名刺で受け付けをされて、案内を送った媒体の関係者という確認が取れたので入場していただきました。まさかこうした内容で記事が出てしまうなんて思ってもいませんでしたが……」と困惑しきりの様子だった。
仮に今後、ニセ板野が芸能界デビューを飾る展開になったとしても、板野の所属事務所、また各メディア関係者も前向きには捉えられないだろう。再びニセ板野がマスコミの前に姿を現すことはあるのか、波紋を巻き起こすことがないよう祈りたい。