愛川欽也、『十津川警部シリーズ』を降板! 「俳優業は引退する」の決意
「おまっとさんでした」、このセリフでお馴染みの“キンキン”こと愛川欽也。俳優、司会、ラジオパーソナリティ、声優など多方面で活躍する、元祖マルチタレントだ。昨年亡くなった長門裕之さん、坂上二郎さんとは、同じ昭和9年生まれということで親しくしており、大橋巨泉とも同じ年生まれで交流がある。そんなキンキンも、実はもう78歳と、かなりいい年齢である。
「今年に入ってからウェブ放送局『kinkin.tv』を立ち上げるなど、精力的に活動していますが、同時期にテレビ朝日系列の2時間ドラマ枠『土曜ワイド劇場』で放送されている西村京太郎の推理小説『十津川警部シリーズ』を降板してるんです。このシリーズは視聴率も良く、愛川さん演じる亀井刑事も好評だっただけに、みんなとても残念がってました」(テレビ局関係者)
次の作品は10月に放送されるため、撮影の準備は夏過ぎから始まる。その前に降板を本人自ら申し出たというのだ。
「その理由が、『セリフを覚えられないから、みんなに迷惑がかかる。だったら、もう俳優業は引退しようと思ってる』ということでした。主演の高橋英樹さんも残念がってましたね。バラエティや自身のウェブ放送局を見ている分には、そういった年齢的なものは感じさせないだけに、本人の意向とは意外でした」(ドラマスタッフ)
見た目は若いキンキンでも、もう80歳手前。いつも一緒にいる“ケロンパ”ことうつみ宮土理が10歳若いだけに、若く見えているのかもしれない。2007年には、28歳の女性との不倫関係が発覚し「あんたカッコいいじゃん」とケロンパから賞賛されていたキンキンだが、俳優業引退を考えるほど衰えを感じていたとは、悲しいかな、寄る年波には勝てないのかもしれない。同世代の藤村俊二や宍戸錠らと共にまだまだ頑張ってもらいたい。