好感度アップの秘策? 自身の顔を過大評価するロンブー・田村淳
今回ツッコませていただくのは、9月7日放送分『ガチガセ』(日本テレビ系)の「整形&ニューハーフSP! 韓国の整形美人やタイのニューハーフ美人を見抜く!」で見せた、ロンドンブーツ1号2号・田村淳の意外な一面。
文字通り“美女”たちが整形かニューハーフかを見抜くという、昔からありがちな企画だったのだが、ちょっと珍しかったのは、その後のコーナー「ニューハーフの好きなタイプ」。
タイのニューハーフたちに「恋人にしたいのは誰?」という質問のもと、田村淳、劇団ひとり、ミッツ・マングローブ、平成ノブシコブシ・吉村崇、上地雄輔、BIGBANG・V.Iの6人の写真を見せ、好きなタイプを指さしてもらうというコーナーだったが……。
結果は、BIGBANG・V.Iの人が9票で1位、2位が8票で上地、そして、劇団ひとりとミッツ、ノブシコブシ吉村が各1票、田村淳0票というものだった。
正直、結果はどうでもよい。驚いたのは、自分にまったく票が入らない状態を見守り、焦る淳の叫びである。
「ウソだねっっ! 絶対ウソだね! 絶対ウソだね! ウソでしょ~~~~!」「写真の撮り方だよ!」「待て! 待て!」「なんでタイでモテないの、オレ?」
いったいどうしたのだろうか。おそらく、自分が女性にモテる理由が「顔」ではないということは、女心を熟知していそうな淳なら、誰よりわかっていてよいはずだ。あの顔だからこそ、口のうまさ、気配り、頭の回転の速さ、空気を読む力、女心を読む力などが育ったのだと思っていたのだが、もしかしていろいろと「天然」なんだろうか。
タイのニューハーフの疑問「なぜ彼だけふざけた顔?」に、淳は「宣材写真だから、歯を出さないでくださいって言われて。最大限のマジメな顔よ?」と言っていたけど、ああそうか……あの特徴的な歯を出さないようにすると、口を閉じるのにムリが出て、よりおかしな感じになってしまうのかもしれない。
それにしても、最近、「おかしな走り方=実は運動神経が鈍い?」疑惑を『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)で検証されるなど、ネガティブ要素をクローズアップされがちな淳。一時期、千原ジュニアの「ヘタレ」要素をやたらとクローズアップしていた時にも似ているけれど、これって何かしらの好感度アップ狙いのキャンペーンだったりするのだろうか?
余談だが、もう1つどうしても気になってしまったのは、田村淳の隣に立つ上地雄輔が、ほぼ一言もしゃべらなかったこと。「恋人にしたい」アンケートの予想で、「ここはやっぱり上地さんが」と劇団ひとりに振ってもらっても、自信なさげに顔をゆがめ、首をかしげるのみで、声は出さない上地。タイのニューハーフに指をさされ、「私は彼がイイ。しっかり者だと思うわ」と言われても、苦笑しつつ手を横に振って否定するのみ。
毎回見ているわけではないのでわからないが、もしかして『パネルクイズアタック25』(朝日放送系)形式で、何かミス(おてつき)をすると、1~2回ペナルティとして「解答権なし」となり、司会者の横に立たされる……といった状況だったのだろうか。
果たして上地は、次回ペナルティが明けて、しゃべるだろうか。気になるので、チェックしてみたい。
(田幸和歌子)