フジ系レギュラー3本が終了候補、さまぁ~ずリストラ騒動の原因は?
今秋の改編期では、各局バラエティが“大刷新”されると囁かれているが、お笑いコンビ「さまぁ~ず」が出演するフジテレビ系レギュラー番組が、今期でなんと3本同時に終了する可能性が出てきたという。「ユルい芸風」と言われながらも安定した人気と司会ぶりを誇るさまぁ~ずだが、突然のリストラ騒動に、動揺を隠せないようだ。
現在さまぁ~ずのフジテレビ系レギュラーは『フジテレビに出たい人TV』『おもしろ言葉ゲーム OMOJAN』『キカナイトF』『笑っていいとも!』、そして『いいとも!増刊号』の計5本。このうち、『いいとも』を除く3本が、今クールの終了候補に挙がっているという。
「彼らからすれば、本業はライブでのコントなのでしょうが、やはりレギュラー番組は、タレント活動の上での大きなウエイトを占めている。近年では同じくホリプロ所属のバナナマンがレギュラーを増やしつつありますが、同事務所の所属芸人で『司会もできるコンビ』といえば、やはり現在でもさまぁ~ずが第一人者です」(テレビ局関係者)
そんな中、突然、番組同時終了の可能性が浮上したのは、人気の低下だけでなく、不祥事の可能性まで感じさせてしまうもの。しかし実際の理由は、本人たちに問題があるわけではなく、また、勢いのある後輩に、その座を奪われたというわけでもなさそうだ。
「やはり視聴率の問題が一番の原因です。定位置だった視聴率三冠王の座を、日本テレビ、テレビ朝日に連続で奪還され、現在一番焦っているのがフジテレビ。特に深夜バラエティについては、『とにかく数字が取れるもの優先』という方針のようで、不振の番組はどんどん終了させるという流れになっている。さまぁ~ずに関しては、局全体の立て直し作戦のあおりを、モロに食ってしまったというところのようですね」(前出関係者)
要するにリストラ候補に挙がった3番組が、たまたまさまぁ~ずのレギュラーだったというわけだ。しかしホリプロからすれば「そうですか、わかりました」で済む話ではない。
「編成上のタイミングとはいえ、本当に一度に3番組が終了してしまうというのは、事務所としても当然前向きには受け止められません。連日フジテレビ上層部に、『3番組中1番組も継続させられないのか、もしそれが無理なら、複数の新番組に必ずさまぁ~ずを組み込むように』と連日抗議を繰り返しているそうです。現在では、ほかのプロダクション関係者も『ホリプロがフジに怒り狂っている』というウワサでもちきりですよ」(芸能プロ関係者)
さまぁ~ずからすれば気の毒な話ではあるが、テレビ離れが加速する現代においてこうした“被害者”は、今後も続出することになりそうだ。