ドラマ『戦国BASARA』にも出演！　『忍たま乱太郎』の椎名鯛造クンが登場

1993年に放送が始まったアニメ『忍たま乱太郎』（NHK）。そのミュージカル版が2010年より年2回ペースで公演され、女性から人気を博しているのはご存知でしょうか？　2次元でも3次元でもない「2.5次元」の世界で注目を集めているイケメンくんたち。その実生活に迫るべく、2回目となる今回は、ミュージカル版第ニ弾再演から善法寺伊作を演じていた椎名鯛造くんに登場してもらいました。

――最近出演された舞台についてお聞かせください。

椎名鯛造氏（以下、椎名）　『Nouvell Vague』という、寛永14年の日本に生きる若者を描いた舞台に出演させていただきました。混血児のシロという役と現代に生きる島崎洋介という2役を演じました。

――2役ということで、着替えが大変そうでしたね。

椎名　着替えの回数を千秋楽の時に数えてみたんですが、6～7回くらいでわからなくなってしまって、でも多分9～10回は着替えていると思います。スタッフさんに手伝ってもらっていたので着替えはそんなに大変ではなかったんですが、それよりも、段差のある舞台だったので、刀を振り回すの大変でした。アクションは得意なんですが、「刀」のみというのが慣れていなくて。あんなに刀をがっちりやったのは、舞台『新撰組異聞 PEACE MAKER』以来でした。

――『ミュージカル 忍たま乱太郎 第三弾 再演』では、善法寺伊作という不運な保健委員長という役どころでしたが、性格的に似ているところはありますか？

椎名　そんなに共通点はないんですが、同い歳なのに同級生の留三郎に頼っちゃうところとかは似てるかもしれません。僕は3人兄弟の末っ子なんですけど、伊作はお兄ちゃんという役どころなので、乱太郎役の吉永拓斗くんがプライベートでも「鯛ちゃん鯛ちゃーん」って甘えにきてくれるんですよ。伊作はむしろ自分にない面が出る感じで好きです。

――伊作を演じて大変だったことはありますか？

椎名　不運に遭うシーンが大変でした。転ぶ演技って大変で、わざとらしく見えると冷めちゃうし、本当に転ぶとケガをしてしまう。落とし穴に落ちるシーンがあったんですけど、穴が結構狭かったりしたので、かっこよくアクションをやるより大変でした。かっこよくやるのは、JAE（ジャパンアクションエンタープライズ）さんが引立たせてくれるし、ケガをしないようにサポートもしてくれたので、本当にJAEさんのおかげです。

――伊作は不運なキャラなのにアクションもすごかったですよね。アクションは元々やられていたんですか？

椎名　アクションとしてやってはいないんですが、空手を10年間やっていました。殺陣の先生にも信頼していただけたので、稽古で新しい技を覚えていきました。

――同室の六年は組のエピソードも多かったですね。

椎名　ほかの組は切磋琢磨してお互いを高めあっているんですが、うちの組は家族みたいな助け合いみたいな、支えあってるイメージです。今回、一年生の時の留三郎との「かさぶた」のエピソードがあったんですが、原作者の尼子騒兵衛先生が出したいと言って書いて下さったんです。

――『忍たま』『Nouvell Vague』と、おとなしい役が続いてますね。

椎名　でもそれ以前は、舞台『新撰組異聞 PEACE MAKER』『最遊記歌劇伝 -Go to the West-』『NARUTO』『ネオロマンスステージ 遙かなる時空の中で 舞一夜』と、元気でテンションが高い役が多めでした。なので、伊作で決まったのがむしろ意外でした。七松小平太役と伊作役があったんで、キャラクターの設定的に今回も「いけいけどんどーん！」な元気な小平太で使っていただけるかなと思って。そしたら、伊作役でお願いしますと言われて。僕の中では異例な役だったと思います。

――アニメや、漫画原作の舞台に出演されること多いですが、椎名さん自身はアニメとかお好きですか？

椎名　毎週録画しているのは『ハンター×ハンター』（日本テレビ系）です。『ハンター×ハンター』は本に穴があくぐらい読んでて、現場にハンターが好きな人がいると、念について話したり、漫画の中の名言を言い合ったりします。

――『ハンター×ハンター』は以前、舞台化されましたが、自分だったらどのキャラクターをやってみたいですか？

椎名　キルアとかやりたいです。でももし年齢的にキツイのであれば、幻影旅団のシャルナークとかやりたいです。

――では、デビューから今までの経緯を教えてください。

椎名　小学生の時、親戚の子がドラマにエキストラで出ていて、それを見て、僕も出てみたいなと思い、中学生になって事務所に入りました。その後、『中学生日記』（NHK）のオーディションに受かって、子役のお仕事をさせていただきました。高校の時は全くやっていなかったんですけど、高校を卒業してまた芸能活動やりたいなと思い、20歳の時に東京に出てきました。

――プライベートをお伺いします。子どもの頃はどんなお子さんでしたか？

椎名　秘密基地とか作って外で遊んでました。鉄棒やってミニ四駆やって。ゲームするのも大好きだし、一日中遊び回ってました。僕は、姉が2人いるんですが、真ん中の姉の気が強くて、子ども時はケンカもしましたね。でも、姉は頭も良いので勉強を教えてもらったりして、一番影響を受けているかもしれません。

――好きな女性のタイプを教えて下さい。

椎名　元気で笑顔が素敵で、料理がうまかったり、家庭的な面が見えるといいですね。でも僕は合わせられるので、おとなしい人でも大丈夫です。

――休みの日は何してますか？

椎名　出不精なので家でゲームしています。誘われれば行きますけど。夜は涼しいとバイクに乗ったり、気分転換に近くの公園で散歩したりもします。

――今後の目標と、活動についてお聞かせ下さい。

椎名　1人でも多くの方に芝居を通して夢を与えたり、何かを感じてもらえるといいなと思います。年内は舞台中心でやって行きたいと思います。今後は、声優やドラマや映画、ラジオにバラエティ番組など何でもやってみたいです。昔でいう『世界ウルルン滞在記』（TBS系）みたいな、部族に入って狩りとか、自給自足の無人島1カ月生活とかもやってみたいです。虫を食べろとか言われたら食べますよ（笑）。虫刺されには弱いんですけど。ぽっこり腫れますし。

――出演されます、舞台・超青春コメディ『SING！』について教えて下さい。

椎名　合唱がテーマの青春作品です。今までの舞台とはまた違った「椎名鯛造」を見せれると思うのでぜひ、お越しいただけるとうれしいです。

【私物チェック☆好きなモノの写真を撮ってきてください！】

（左）「スプレー状の日焼け止めで、最近良く使ってるものです」
（右）「休日によく遊んでいるゲーム」

椎名鯛造（しいな・たいぞう）
1986年6月17日生まれ　血液型A型　家族構成は、父、母、姉二人。代表作は、ドラマ『戦国BASARA-MOONLIGHT PARTY』（MBS）森蘭丸役、『ミュージカル　忍たま　乱太郎　第三弾再演　～山賊砦に潜入せよ～』 善法寺伊作役。ほかCM、映画など多数。

9月20～23日、シアターグリーン BIGTREE THEATERにて超青春コメディ！『SING！』に出演

10月20～21日、サンリオピューロランド内　ディスカバリーシアター、10月26～11月3日横浜相鉄本多劇場にてHYBRID　PROJECT　Vol.9『ウォルター・ミティにさよなら』（再演）に出演

水木英昭プロデュースvol.14 Entertainment Human Comedy！「SAMURAI挽歌Ⅱ」
東京公演　2012年11月30日～12月9日紀伊國屋ホール　※東京公演のみ日替わりゲスト有
大阪公演　2012年12月11日ABCホール　
名古屋公演　2012年12月13日名古屋市芸術創造センター