マライアがN・ミナージュの『アメアイ』審査員確定報道にキレたワケとは?
ジェニファー・ロペスとスティーヴン・タイラーが審査員を降板したことにより、新しい審査員選びに奔走しているアメリカの国民的オーディション番組『アメリカン・アイドル』。7月末に、歌姫マライア・キャリーが破格の1,800万ドル(約14億4,000万円)で審査員に就任したと発表されたが、その後は難航している。そんな中、声帯を痛めて療養中である人気ラッパーのニッキー・ミナージュが新審査員にほぼ確定したと報道された。しかし、マライアは年下のニッキーが加わることに大激怒しているのだという。
数あるオーディション番組審査員の契約初年度出演料として、史上最高の1,800万ドルで『アメリカン・アイドル』の新審査員の座に就いたマライア。同番組の審査員になると、イメージアップするだけでなく、新しい層のファンを獲得し、CDの売り上げも爆発的に伸びるという、美味しすぎる“おまけ”が付いてくる。近年、テレビショッピング番組に登場するなど、くすぶっていたマライアも、これで再ブレイク間違いなしだと祝福する声が上がった。
しかし、一方で、マライアが4年前にゲストとして『アメリカン・アイドル』に出演した時のことを番組関係者から「大遅刻した上、細かいことをネチネチと指摘しまくり、とても働きにくかった」「悪夢のようだった」と暴露されている。
そんな中、『アメリカン・アイドル』は審査員の枠をもう1人増やす意向を固め、マライアとは別に新たに2人の審査員の採用を着々と進めていると報道された。20日、米芸能誌「USウィークリー」は、ニッキー・ミナージュが新審査員に就任する契約交渉の最終段階に入ったと伝えた。個性的なニッキーが番組入りすることで、新しい風が吹き、下がりつつある視聴率も跳ね上がると、番組ファンの間では大歓迎ムードが漂っているのだが、マライアはこの報道に不満を持っているようだ。
米ゴシップ芸能サイト「TMZ」によると、番組関係者からニッキーが新審査員にほぼ確定したという知らせを受けたマライアは大激怒。話の途中であったにもかかわらず電話を切ってしまったという。マライアは審査員に就任する際、「女性の審査員はあなた1一人だけ」と伝えられていたとのことで、「ディーヴァは2人も必要ない」と怒っているとのこと。また、情報筋いわく「42歳のマライアは、29歳のニッキーと一緒に審査員席に着くことを侮辱的行為だと思っており、取り付く島のないほど激高している」そうだ。
実は2年前、「新しいサウンドを入れたい」と思ったマライアが、ニッキーにアプローチをかけ、『Up Out My Face』という曲にフィーチャリングさせたことがある。ミュージック・ビデオも制作され、2人はセクシーなナース姿や、赤いドレス姿でキャピキャピと楽しそうに歌っているのだが、ニッキーばかりが話題となり、まるでマライアがフィーチャリングされているような雰囲気に。それ以降、マライアはニッキーのことを苦々しく思うようになったとウワサされている。
しかし、どんなにマライアが嫌がったところで、ニッキーの新審査員入りはほぼ決定しているとのこと。ワンシーズンの撮影は5カ月に及ぶのだが、果たして、2人は仲良くやっていけるのか、どんなやりとりを見せてくれるのかも気になるところだ。
なお、最新情報では、キム・カーダシアンとの交際が絶好調なカニエ・ウエストが、『アメリカン・アイドル』新審査員就任についての交渉を始めたとのこと。番組としては、腕のいい音楽プロデューサーとしても知られるカニエにぜひ出演してもらいたいのだが、彼はマライアと同じ1,800万ドルの報酬を要求しており、実現するかどうかは微妙なところだ。
カニエのほかには、『アメリカン・アイドル』出身のアダム・ランバートや、ティーンに高い人気を誇るジョナス・ブラザーズのニック・ジョナス、ニコール・キッドマンの夫でカントリー歌手のキース・アーバン、シンガーソングライターのブラッド・ペイズリー、並み並みならぬセックスアピールを持つスペイン人歌手のエンリケ・イグレシアス、東海岸のHip Hop帝王とも呼ばれているP.ディディ、若き天才的ヒットメーカーであるファレル・ウィリアムスの名が候補として挙がっている。ちなみに、西海岸を代表する大物ラッパーのスヌープ・ドッグも「ぜひ、ジャズル(スヌープ語でジャッジのこと)やりたいぜぇ~」と発言しているが、特にオファーはされていないようである。
遅くとも9月上旬には決定するであろう『アメリカン・アイドル』の新審査員。2013年1月から放送されるシーズン12は、これまで以上に見どころ満載のシーズンになりそうである。