「有名人」は特定済み……セブンが報じた「いじめ事件」、その後の動き
大津市の中学でのいじめ自殺事件が日本中に衝撃を与えたが、9日発売の「女性セブン」(小学館)に掲載された「名門私立中学 最悪のいじめ事件」も業界内外に波紋を呼んでいる。記事内では学校や関係者などすべてが匿名で書かれていたが、一部週刊誌は登場人物の1人である“超有名人”の名前を特定し、取材に動いているという。
記事によると、この事件に関わったのは女子生徒3人と男子生徒1人のいじめっこグループ、そして被害者の女子生徒・A子さんだが、このうち、いじめグループリーダー格の女子生徒・B子の親が、誰もが知る超有名人なのだという。男子生徒は退学処分となったが、3人の女子生徒に関しては停学のみで済んだという。
「記事はだいぶぼかした書き方になっていましたが、実行犯の男子生徒は被害者のA子の服を脱がせてその様子を撮影した上、周囲にバラまいたという話ですからね。逮捕者が出てもおかしくないはずなのに、B子たちは停学3日という処分だった。学校側からは満足な説明はされておらず、保護者たちは不信感を募らせているということです」(週刊誌記者)
B子の母親は誰もが知る有名女優で、今年放送の地上波ドラマにも出演しているという。CMにも多数出演しており、もし明るみに出ればその衝撃は計り知れないことだろう。
「しかし“有名人”の夫も業界に影響力を持つ人物だそうで、各メディアは記事を出すことはおろか、取材自体も難しい状況なんです。しかし学校関係者から情報を得て取材を進めている週刊誌も存在するようで、いずれ実名報道を行う社も出てくるかもしれません」(同)
この“有名人”に関しても諸説あるそうだが、それ以上に各メディアは「犯人が未成年」ということが引っかかっているようだ。いじめに関しては、警察介入の是非やマスコミ報道による二次被害など、度々論議されている問題も多数存在する。
「しかし学校のトップが“有名人”に関する情報を周囲にこぼしているという話もあり、すでにマスコミ各社は学校や有名人について、ほぼ特定ができている様子。しかし訴訟リスクなども踏まえて、なかなか報道には至らないのが現状のようです。今後ネット上で実名が飛び交うような事態になれば、いずれは公になることかもしれませんが」(同)
凄惨ないじめの波紋は、芸能界にまで飛び火してしまうのだろうか。