ミック・ジャガー、最新の暴露本でアンジーに片思いしてた痛い過去が明るみに
2年前、ロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」のミック・ジャガーとアンジェリーナ・ジョリーが不倫関係にあったという衝撃的なゴシップ報道が流れた。バンコクのオリエンタル・ホテルで逢瀬を重ねていたと伝えられたが、もうすぐ発売されるミックの伝記本によると、2人は交際していなかったとのこと。なんでも、ミックの激しい片思いに終わった、悲しい中年の恋物語だったのだという。
2人の元妻と4人の元恋人との間に7人もの子どもをもうけているミック。9年間の結婚生活を送った元スーパーモデル、ジェリー・ホールが産んだ4女ジョージア・メイ・ジャガーが、マドンナが娘ローデスと手掛けるファッション・ブランド「マテリアル・ガール」の新しい広告塔に就任したり、最初の妻が産んだ次女ジェイド・ジャガーの挙式報道など、ここ最近は娘がらみの“おめでたいニュース”が多かった彼だが、今回発売される伝記本で、子どもたちには読ませたくない、なんとも情けない話を暴露されてしまった。
10日に発行される非公認伝記本『Mick: The Wild Life and Mad Genius of Jagger』の著者、クリストファー・アンダーソンが、8日に米紙「ニューヨーク・デイリーニュース」電子版に寄稿した記事で明かした内容によると、ミックはザ・ローリング・ストーンズの「Anybody Seen My Baby?」(1997年)のミュージックビデオにストリッパー役として出演したアンジェリーナにベタ惚れしてしまい、数年にわたって必死でアプローチをかけていたとのこと。
ミックは、「アンジェリーナ、ミックだよ。お願いだから電話をくれないか?」「ミス・ジョリー、なんでオレに電話をかけなおしてくれないんだい?」「アンジェリーナ、きみと話をしたいんだ。電話をかけてくれ」など、プライドをかなぐり捨てたような留守電メッセージを大量に残したが、アンジェリーナはのらりくらりとかわし続けたという。
ミックは交際期間を含め22年も連れ添ったジェリー・ホールと99年に離婚をしているが、離婚手続きを行っている最中も、アンジェリーナに5,000ドルもするイヤリングを貢いでいたとのこと。あまりにもしつこいミックに、アンジェリーナは週末を一緒に過ごす決心をしたが、相性が合わなかったのか、ますます興味がそがれてしまったそうだ。逆にミックは、アンジェリーナがつれない態度をとればとるほど、彼女への想いを強めていったと書かれている。
アンジェリーナは、5年前に受けた英国版「コスモポリタン」誌のインタビューで、「私はこれまで4人の男性と寝た。で、そのうち2人とは結婚しているのよ」と告白。この4人は、映画『サイバーネット』(95)で共演した最初の夫(96~99)ジョニー・リー・ミラー、映画『狂っちゃいないぜ』(99)で共演した2番目の夫(2000~03)ビリー・ボブ・ソーントン、『Mr.&Mrs.スミス』(05)でジェニファー・アニストンから略奪したブラッド・ピット、そして、『不法執刀』(97)で共演し不倫関係にあったティモシー・ハットンだといわれている。なお、アンジェリーナはティモシーに深くはまり込み、手首に彫った「H」のタトゥーは彼のことだとウワサされたが、「兄(ジェームズ・ヘイヴン)のHだ」と主張。ティモシーとの関係は否定し続けているが、彼に捨てられたことで精神的に落ち込み、ヘロインに手を出したと伝えられた。
本人は「4人だけ」と告白している男性経験だが、荒れていた10代に交際していたボーイフレンドのほか、03年にはニコラス・ケイジやコリン・ファレル、ヴァル・キルマーともウワサされており、それ以上いることは確かだとされている。10年に発行されたアンドリュー・モートン著、非公認伝記『Angelina』には、16歳の時に母親の恋人と寝たと書かれており、世間に衝撃を与えた。ちなみに、この著者は身元を明かせない情報筋からの情報を元にしたセレブの暴露本ばかり書いているため信用度は低いとされているが、アンジェリーナならあり得るとタブロイドは意地悪く伝えた。
今回リリースされる『Mick: The Wild Life and Mad Genius of Jagger』にも、お約束のようにアンジェリーナの過去の男性関係が記されている。ミックがアンジェリーナを追い掛け回していた90年代後半、彼女はティモシー・ハットン、ビリー・ボブ・ソーントン、ニコラス・ケイジとラッセル・クロウの4人の男性を手玉にとっていたと書かれているのだ。ハード・ドラッグを使い、SMにハマり、自傷もしていたアンジェリーナに、ミックは「なんか怖いけど、嫌いじゃない」と惹かれたとのこと。そのミックをアンジェリーナの母マーシェリン・バートランドは気に入り、2人がくっつくことを願っていたとという仰天な話まで紹介されている。
マーシェリンは友人に「ミックならきっと、娘に名声とは何なのかを教えてくれるだろう」と話していたそうで、アンジェリーナが乗り気でなかった「Anybody Seen My Baby?」のミュージックビデオ出演を大喜びしていたとのこと。アンジェリーナはそんな母の気持ちをもてあそぶように、「ミックと婚約したわ」とふざけた電話をかけたこともあったそうだ。大喜びしたマーシェリンはミックに「おめでとう!」と電話をかけ、事実を知って落胆したそうだが、そんなひどいウソまでつくアンジェリーナにミックは嫌気がさすどころか、さらにのめり込んでいったという。
そんなミックだが、99年に恋人の一人だったブラジル人のモデルでテレビ司会者との間に子どもをもうけた後、01年から長身モデルのローレン・スコットと交際を開始。ローレンは身長190センチを超え、ミックよりも17センチも高いが、2人の仲はとても良く、現在もラブラブな姿でイベントなどに登場している。アンジェリーナはゲットできなかったが、ローレンと交際し、幸せを手に入れたミック。苦い失恋も、今では良い思い出なのかもしれない。
今回、この上ない悪女のように書かれているアンジェリーナだが、世界的なロッカーを軽くあしらい、なおかつ夢中にさせ続ける手腕はさすがだと、米芸能サイトはこぞって絶賛している。どんなニュースでも絶賛されるアンジェリーナ。やはり彼女は、ハリウッドにおいて唯一無二の特別な存在なのだろう。