「……ドキドキしました」徹子と森山直太朗を包む“ただならぬ”甘ったるい空気
勝手な推察ではあるが、歌手・森山良子の名前よりも、「ざわわ」という言葉の方が、今や通りがいいのかもしれないような気がする。言うまでもなく、森山良子の名曲『さとうきび畑』で繰り返し出てくるフレーズだ。もはや曲名も『ざわわ』だったような気すらしてくるほど、なんだか強い言葉であることは確かだ。
息子の森山直太朗も、誰もが知ってる『さくら(独唱)』という大ヒット曲がありながらも、「ざわわの息子」的な扱われ方をすることが割とあったりもする(義理の兄・おぎやはぎ小木からしてそうだし)。なんだかわからないけど、口に出してみたくなるかもしれない、ざわわ。
そんな、“ざわわズ・サン”=直太朗が出演した、6月13日の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)。やはり徹子さんも、「ざわわ」の響きの魅力に取り付かれた1人だったのか、番組中盤で、こんなムチャぶりが飛び出した。
「森山(良子)さんが歌ってらっしゃる、『ざわわ』を、ちょっとアナタも歌えるんじゃないかと」
お母さんの曲を歌ってみろと。やっぱり徹子的にも、直太朗は「ざわわの息子」なのか。ほとんど歌ったことがないと言いつつ、手元のギターをポロポロつま弾き、「♪ざわわ~、ざわわ~」。
恥ずかしかったのか、イマイチだったのか、これだけ歌ったところで、吹き出しながら、「……大丈夫ですかね?」と言って終了。徹子も、「いきなり『ざわわ』から、お願いしたのがいけなかったんだけど」と、少し申し訳なさそう。
ところで徹子さんは、もちろん曲名が『ざわわ』ではないことは、知っているのだろうか。とにかく少しだけ歌った直太朗は、「黒柳さんからこう、おすすめいただけると……なんか、歌えちゃいました」と、ちょっと甘い感じに、歌った感想を言う。
この2人のどこかスイートな空気は、番組冒頭から漂っていた。前回2年前の出演時に、「初めてお会いしたような気がしない」と徹子に言われたのがうれしかったと言うと、徹子も、「考えてみると、気を引くような言葉でもありますもんね」と、口説き文句にも取れると言い出す。そして、2人で顔を見合わせ、「照れくさい話になって参りましたねぇ」(直太朗)と、頭を下げ合う。なぜ照れる。画面には、<黒柳と“ただならぬ仲”!?>なんてテロップも出てる。
このスイートなやり取りは、直太朗がラブソングを弾き語りしてくれた後にも繰り広げられた。
「アナタがこれを歌ってあげるような相手の方がいらっしゃるのかとしか思えないですね」という感想を徹子が述べれば、ざわわさんの息子も「……今黒柳さんの前で歌わせていただいて……あの……本当に……ドキドキしました」と返す。告白タイムなのか? 徹子が大テレで、「それはどういうことなんでしょうか……?」と言えば、直太朗も「バクバクしました」と、照れ笑い。なんだこの、付き合い始めの初々しいカップルみたいなやり取り。
そしてエンディングの音楽が流れる中、「終わりの音楽が鳴ったんだけど……」と名残惜しそうに切り出す徹子さん。「なんか、2度しか会ったことがない人とは思えないわっていう……」自分でも「わざとらしい?」と言っていたが、冒頭の甘い話を最後にかぶせてきた。
3度目には、「もしかしてこれって、運命の出会い!?」みたいなことになったりするのでしょうか。
(太田サトル)
なんだか、潤いました。
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