視聴率不振の『知りたがり!』、渦中の人物が続々登場の不思議
フジテレビが12年ぶりに昼のワイドショー枠に進出した『知りたがり!』が、苦境を迎えている。それまでの10時台から移動し、裏番組の『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ系)に対抗するべく満を持して再スタートを切ったものの、視聴率は2~3%と低迷。一部では早くも打ち切り説が囁かれているという。
MCには、これまで出演していた同局の伊藤利尋アナに加え、NHKを離れフリーになった住吉美紀アナを抜擢。さらに金曜日のみ出演していたロンドンブーツ1号2号の田村淳が月~金までレギュラーコメンテーターとなり、リニューアルスタートを切った。
住吉アナがヨガをしながら天気予報を紹介する「ヨガ天」や、独自キャラが受けている高橋真麻アナが進行を務めるコーナーを作るなど、内容もパワーアップしたようだ。
「リニューアル放送直後の4月4日には、モデル・矢野未希子との破局が報じられた淳が番組内で生報告していました。あまりにも破局とリニューアルのタイミングが良かったので、番組に対する“援護射撃”ではないかと勘ぐってしまいましたよ」(芸能プロ関係者)
そんな同番組だが、ライバル番組の『ミヤネ屋』は地域によって差があるものの6~9%前後の視聴率を獲得しており、数字的には惨敗といえる結果だ。ところが『知りたがり!』についてはこのほかにも、リニューアル直後から不思議な現象が起きているという。
「淳に続き、金曜日にコメンテーターで出演している冨永愛が塩谷瞬と“フライデー”された直後、番組で『お付き合いさせてもらっています』と交際を認めたことも大きな話題となりました。先日、司会の伊藤アナが車で接触事故を起こしたことが報道されましたが、これについても同番組冒頭で生謝罪を行いました」(芸能ライター)
番組開始後1~2カ月の間に話題の人物が3人も生出演しているのは異例といえるだろう。また、18日には、母親の生活保護費の不正受給問題で渦中の次長課長・河本準一が金曜コメンテーターとして出演するとみられていたが、残念ながらこの日は欠席。
2010年度まで7年連続で年間視聴率三冠王の座を守ってきたが、昨年は日本テレビにその座を譲る形となってしまったフジテレビ。今クールはオダギリジョー主演のドラマ『家族のうた』も低視聴率による打ち切りが発表されており、これ以上数字的敗北は避けたいところだろう。
とはいえ『知りたがり!』については、視聴率は追いつかないものの、リニューアル後はこれだけ話題の人物が登場し、別の意味で注目を集めている。今後はこの不思議な巡りあわせを武器に、波に乗ることができるのだろうか。
『ノンストップ!』も不振なんでしょう?
【この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます】
・ヒロミ的「アニキ」ポジションに立ったロンブー田村淳が目指す場所
・ロンブー淳が朝の情報番組出演、これも政界への第一歩!?
・「映像も衣装もきれいに改善」! 『平清盛』、テコ入れで視聴率アップ?
・視聴率調査もナシ! 系列を超えた『戦国鍋TV』は新たなテレビビジネスの形?
・日テレがフジを抜いて年間視聴率三冠王達成! 大みそかのフジはテレ東以下!?